考えたこと2

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プログラミング教育2
こと文系の単科私立大学については、驚くほどITリテラシーが低いと思う。
事務はともかく、教員の方がヒドイ。
ぼくが京都の私立大学に奉職して最初に思ったことだ。

2004年当時で、大学の教員は、メールが使えないとか、マイクロソフトオフィスが使えないとか、ITの仕組みを使って教育しようとしてもできないとか、そういう状態だった。
私立大学情報教育協議会とかいう所に行っても、似たり寄ったりの感じだ。

ましてや、系列の中高小はもっとひどかった。
LANもひかれておらず、一人一台のノートPCもない。
もともと、ITリテラシーを上げようという動機もない。
民間企業から公立小学校教員に転職した人のブログ記事にもそう書いてあった。

いかに民間企業に比べて、小学校がヒドイかというのはブログを読んでもらうとして、学校のICT環境がヒドイという内容は以下のようになっている。

「民間企業に比べ、日本の学校現場のICTへの対応はあまりに遅れています。

教室がwifi環境にない
学級事務や成績処理など未だに手書きが多い
親への連絡は手紙(紙媒体)で連絡帳アプリは未導入
PCルームのコンピュータは起動に一体何分かかるんだというお古
等々、民間企業にも諸外国の教育現場にも非常に遅れをとっている、日本の学校のICT環境にも驚きました。」

こんな状態でも、教育学者たちはこれから「プログラミング教育」をしようと言っている。
文科省もその音頭を取っている。
順番が逆ではないか。

当の文科省自体がITリテラシーが低い。
以前紹介した「エクセル方眼紙」を使っている。
そのうえ、小学校など本当にITリテラシーがある教員がほぼゼロだろうと思う。
そういう教育をしていない。
いまだに、していないのだ。

プログラミング以前に、先生がコンピューターを使って便利になるという事を体験しないといけない。
そういう研修すら、ちゃんとやっていないのではないか。
教育無償化も大事だが、小学校や中学校の先生をどうするべきか、を考えることが急務だ。

これからの世の中、どんどん仕事の内容が変わっていく。
AIやロボットがどんどん出てくる。
そういう時代に生きていく子どもたちを育てるのだ。

文科省や教育学者は頭が古いのだと思う。
プログラミング教育、という授業をやったら、それができるようになると思っているのだろうか。

世の中、そんなに簡単ではないぞ。

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