![]() |
2024.02.27 Tuesday
日本の野球
去年の夏、阪神戦を見に京セラドームに行ったが、シーズン最長試合時間で途中で帰ってきてもまだ中継をやっていた。
サヨナラ勝ちをしたのだが、5時間16分という長い試合。 いくらなんでも長すぎると思った。 大リーグは2023年から、ピッチクロックというシステムを入れている。 ピッチングの間隔を短くして、試合時間を短くするためのものだ。 今年から韓国、台湾にも導入されるという。 日本のプロ野球だけが見送った。 詳しくはこの記事。 なぜアメリカの大リーグがピッチクロックを導入したかというと、他のプロスポーツに比べて試合時間が長いことで、若い人の人気がなかったという理由。 ピッチクロックを入れて、観客動員も増えて、年齢層も若返ったという。 やっぱり海の向こうでも若い人はタイパを気にする。 記事によると、ピッチクロックとは 「・投手は、ボールを受け取ってから、走者がいない場合は15秒、走者がいる場合は20秒以内に投球動作に入らなければならない。これに違反した場合、自動的に1ボールが追加される。 ・打者は、制限時間の8秒前までに打席に入り、打つ準備を完了していなければならない。これに違反した場合、自動的に1ストライクが追加される。 ・走者がいるときに、投手が牽制や投手板を外した場合、制限時間はリセットされる (※MLBでは2024年から、走者がいる場合は20秒以内→18秒以内とさらに短縮することを決めている)」 ということだ。 これで平均試合時間は3時間を越えていたのが、24分減って2時間39分になった。 ここ数年、年に1〜2回阪神戦を見に行っているが、観客の高齢化は激しい。 時折、若い人もいるが、ほとんどが還暦過ぎだ。 球団はチアガールのダンスをやったり、子どもにピッチャーをやらせたりというイベントで盛り上げようとするが、無駄な抵抗。 ピッチクロックをなぜ導入しないのか。 記事の著者は「率直に言ってNPBサイドにはMLBのような「野球離れ」に対する危機感がないのだと思わざるを得ない」と書いている。 本当に今の日本を表しているような状態。 ジリ貧を放置して、自分たちがいる間持ったらそれでいい、という考えなんだろう。 これでは高齢化ではなく、老齢化だ。 本当に野球人気を上げたいのなら、ピッチクロックは導入すべきだと思う。 |
![]() |