考えたこと2

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消費者金融
「サラ金」という言葉ができたのは70年代。
一時は悪の権化のような言い方をされていた。

武富士、プロミス、アコム、アイフル、レイクといったような社名が、コマーシャルを通じて知られるようになった。
それとともに、「計画的に借りられない」人がどんどん借りるようになり、事故も増えた。

1982年には「全国サラ金被害者連絡協議」が作られ、83年には貸金業規制法(貸金業の規制等に関する法律)、改正出資法が成立・施行されて、上限金利が引き下げられた。
ここから、いわゆるサラ金の会社が傾き始めた。

しかし、90年代に上場企業になり、2000年代に息を吹き返したが、2006年に「グレーゾーン金利」が違法にあたるという最高裁の判断もあって、倒産したり、銀行の傘下に入り今に至っている。
メガバンクでは三菱東京UFJがアコム、三井住友がプロミスという図式。
ちょうど収益性が落ちた銀行と、会社として個人向け融資の支援をしてほしいサラ金企業が、Win-Winの関係になった。
もうサラ金という言葉はなくなり、消費者金融という新語ができた。

そして去年、日銀がマイナス金利の政策を打ち出し、収益性の落ちた銀行が消費者金融に目をつけて、今や銀行グループの目玉になっている。
カードローンという商品。
2016年末から残高が50%増えて、6兆円になっているとのこと。

増えているのは若者だけでなく中高年。
医療費が増えているのだろうという記事もある。
要は個人を相手にしないと、借り手がない状況だということだ。

企業に借りてもらおうとしても、大きな企業はお金が余っている。
小さな企業には銀行は担保がなければ、なかなか貸さない。
本当に事業を目利きして、貸すという本来の銀行の仕事ができていない。

しかし、いくら「ご利用は計画的に」と言っても、簡単な審査で金を貸すのだ。
そんなに計画的には済まないだろう。

不景気な日本でこんなことをやっていていいんだろうか…。


| | 考えたこと | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
年を取ると…
こないだの土日に、泊りがけで有馬に宴会に行った。
以前勤めていた会社の保養所で、OBが集まってゴルフと宴会をする、という計画。
ぼくはメンバーに欠員が出て、宴会だけ来ないかというお誘いが来て、参加することになった。

現役が1名、ぼくがその次で、他のみなさんは1度は定年を迎えている。
60歳でいったん定年して、再雇用で65歳まで働くというパターン。
一番年上は72歳で、完全に辞めてから7年経っているというメンバー。

その72歳の方は、シルバー人材センターで剪定の仕事をしている。
昔でいえば植木屋さんだ。
趣味が高じて始めたが、今はかなりランクが上になったらしい。
3年やって、初めて松を扱えるというハナシを聞いた。
剪定の仕事はニーズが多く、年間で平均しても月に10日は働いているらしい。
そういえば、日焼けして真っ黒だった。

その方を筆頭に、8名が集まった。
完全リタイヤは1名のみ。
他の方は再雇用の立場だった。
でも、もうすぐ65歳を迎える人もいて、どうしようかな、という感じだった。
65歳まで働いてしまうと、その次を見つけるのは難しいと思う。
元気がある間に、セカンドライフを設計しないといけないなあ。

ホテルカリフォルニアを演奏するために、12弦ギターを買ったのだが、君買わないかという問い合わせもあった。
押さえるのがしんどくて、なかなか弾けないとのこと。
丁重にお断りした。

驚いたのはみんな寝るのが早く、朝起きるのが早いこと。
何十年か前なら、8時ごろから麻雀組と宴会組に分かれて夜中まで騒いでいたのだが、だいたい9時前に一人、10時過ぎに3人ほどダウン、結局12時くらいまで話していたのはぼくと最年長の方の2人だけ。
みんな早々に寝て、朝5時ごろに起きて散歩をしたと朝言っていた。

そういうハナシは聞くが、現実に目の当たりにして、驚いた。
昔は遅くまで騒いでいたメンバーが、そうなるのだ。
時代は変わった…。

ぼくはまだ夜9時に寝て、朝5時に起きるという生活にはなっていないが、前例をみるとそうなる日もそのうち来るんだろう。
実際に昔そうしていなかった人たちが、そうなる。

変われば変わるものだと感心した。

ぼくはまだ若いぞ。



| | 考えたこと | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |