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2013.12.29 Sunday
ルンバ
ルンバというと、掃除機ロボットの名前。
音楽のリズムではない。 アメリカのiRobot社が作っている。 ちょっと前まで家電というと日本のお家芸だった。 掃除機もたくさんの種類が出ていた。 しかし、日本ではロボットというと鉄腕アトムが想像され、ルンバのような非人型ロボットはあまり考えられなかった。 日本の家の構造もあって、掃除をロボットでやるということはあまり実用的ではなかった。 しかし、少子高齢化が進んできて、状況が変わってきた。 フローリングが増え、バリアフリー化も進み、高齢者が増え、家の中が空いて、掃除ロボットの時代を迎えた。 今でこそ日本製の掃除ロボットもだいぶ増えたが、ルンバの牙城は崩せない。 シェアは7割超。 東芝とシャープが追いかけるが、なかなか追いつかない。 日本らしく、カメラを使って部屋の大きさを見たり、喋ったりするのだが、なかなか勝てないようだ。 この分野、パナソニック、日立、三菱が未参入。 なぜ日本のメーカーが掃除ロボットを発売しない(発売しなかった)のか、理由を分析したサイトがあった。 この記事によると… 「国内家電メーカーがお掃除ロボットを発売しない原因は「過剰なリスク回避」にあると分析しています。パナソニックの担当者は「技術はある」としながらも「100%の安全性を確保できない」ことが商品化しない理由だと説明しています。具体的な事例として「仏壇にぶつかりロウソクを倒して火事になる」「階段から落下して下にいる人に当たる」「赤ちゃんの歩行を邪魔して転倒させる」などのリスクが挙げられており…」 と書かれている。 実際、まだまだ掃除機全体におけるロボット型のシェアは低い。 3〜4%というところ。 しかし、伸び率は大きい。 月によっては前年同月比200%を超えた時もある。 将来、掃除機の高付加価値化を考えると、ルンバのようなロボット型が日本製の主流になる時代が来ると思う。 本当にルンバはよく出来ている。 もちろん、家も変わらないといけないのだが…。 |
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