考えたこと2

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下宿
昭和50年の夏ごろから昭和54年3月まで、下宿をした。
最初の下宿には半年いて、次の年の春に学校の近くに変わった。

3年過ごした下宿は、四畳半のトイレ共用のところだった。
もちろん風呂は銭湯だ。
玄関は共用で下駄箱は一応あったかもしれないが、下宿生の持っている靴は1足だけが普通だった。
押入れと畳4枚半、家賃9000円だったと思う。

あれから35年。
世の中は変わった。
今はほとんどがワンルーム、バス・トイレ・エアコン・インターネット付きという感じ。
フローリングのところが多い。
鍵も集中ドアロックで知らない人は入れない。

日本人の暮らしが変わったのだろう。
豊かになった。

夏は今ほど暑くなかったが、エアコンなどなく、窓を開けて寝るしかなかった。
冬はこたつが唯一の暖房機で、厚着をして入っていた。
でも、昔が貧しかったわけではない。
今ほど豊かでなかっただけだ。

下宿していた3年半は、とにかく楽しかった。

褒められた生活をしていたとは言わない。
どちらかと言うと、アウトローの生活に近かった。

しかし、ただただ友人と話すのが楽しかった。

今さら若い頃に戻りたいとは思わないが、あの3年間は別だ。
もっと勉強しておけばよかったという後悔や、もっと本を読んでおけばよかったという後悔はある。

しかし、あの楽しさはそんなものに代えられない。

そんな時代だった。



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