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2022.06.13 Monday
名古屋の地方公務員
日経によると、名古屋市は今年度から地方公務員試験の内容を変えるということらしい。
記事にはこう書いてあった。 「地方公務員の採用方法を見直す動きが広がっている。試験内容の見直しや入庁時期の分散などを通じ、受験しやすい環境を整える。民間企業の採用意欲は根強く、公務員試験の倍率は国、地方ともに低下基調にある。自治体は採用の門戸を広げ、優秀な人材の確保を目指す。 名古屋市は2022年度の採用試験(23年4月入庁)から、事務職に新たな採用枠を導入した。従来の採用枠と異なり、筆記試験で歴史や数学の知識に関する設問を廃し、時事問題などを通じて社会への関心を問う内容を取り入れる。「公務員を考えてこなかった方にも挑戦してほしい」(名古屋市人事委員会事務局)」 こういう風にして、割合や分数がわからない人たちが増えていく。 優秀な人材の確保のために、筆記試験で数学の知識に関する問題を廃するという。 これで本当にいいのだろうか。 私立大の文系の大学入試で、数学を必須で課するところはほぼゼロになった。 それに習って公務員よ、おまえもか、という感じだ。 今の公務員試験でも、かなり苦しい学生でも筆記は通過するのだから、いまさら廃しても仕方ないと思うのだが…。 数十年変わらない試験で、傾向と対策で公務員受験のスクールは食っている。 判断推理とか数的処理とかいう名前はついているが、それをパターン化して解けるようにしている。 判断も推理もあったものではない。 今回のコロナの「専門家」たちの言動でもわかったが、彼らの頭の中には統計や割合などは入っていない。 定性的なことばかりで、他国の分析等も全くない。 岸田も同じだ。 そういう公務員をまだ増やそうと思っている、ということだ。 まあ、一番問題なのは、節操なく数学を大学入試から廃止した文系の私学なのだが…。 |
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