![]() |
2022.06.17 Friday
衆院の区割り
一票の格差の問題で、衆議院の区割りの変更案が出たが、今回の変更で1票の格差が最大で1.999倍になるという。
なんだか納得のいかない変更だ。 民主主義の意図は、一票の格差を認めていないはず。 みんな平等に一票なのだと思う。 まあ、それでもいろいろ事情はあるだろうから、ちょっとは格差も認めましょう、ということなら構わないが、2倍はダメでそれを下回ったらいい、というのはオカシイ。 本来は一人一票が原則のはず。 2倍は違憲というのは最高裁の判断であって、法の精神ではないと思う。 あくまで一人一票が理想のはずだ。 2倍以下で選ぶということは、人口が少ない選挙区に重みがつくということ。 地方は年寄りが多く、格差がつくところが多いから、結局年寄りにおもねった政治になる。 結局シルバー民主主義なのだ。 改変するのなら、一人1票を実現しようとするべきなのだと思う。 1.999などにこだわるのではなく、あくまで1票の重みは同等というのがスジだ。 日本はこれから少子高齢化で、地方の整理をしないといけない。 地方は人をなるべく1箇所に集めないと、住民サービスができなくなる。 そして空いた土地はなにか有効利用しないといけない。 それを推し進めるためにも、一人一票は実現しないといけないのだと思う。 地方の切り捨てという人もいるが、切り捨てなければならないところもあるのが事実。 それを無理に生かしていると、どうしようもないことになるのは明らかだと思うが…。 |
![]() |