考えたこと2

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AIと電力
生成AIは本当に電力を食う。
ChatGPTやGeminiなどのAIのことだ。

彼ら(敢えて人称代名詞を使いたい)は本当にすごい。
人間が数日かかるような資料を、30分ほどで作ってしまう。
ぼくが現役の時代にあったら、彼らのことをどう思っただろうか。
もちろん、便利だというのが第一だが、彼らがもたらす影響を考えるとちょっと怖い。

法律関係の仕事などは、ほとんどAIがやってしまいそうな気がする。
何が正しいかが法律で決まっているからだ。
それに基づいて判断すればいいのなら、彼らはすぐにやってしまう。
すでに、法律事務所向けのAIのサービスなどが始まっているのかもしれない。

そういうものが出来たら、今度はネット上のサービスになる。
流行りのナントカAs A Serviceというものだ。
そうなると、劇的に値段が安くなる。

さらに、民間のサラリーマンの管理職の仕事のほとんどは書類作成や会議だが、それらが劇的に早くなる。
早くなるということは、少ない人数で出来てしまうということだ。
書類作成は要点を示して彼らに頼んで書いてもらえばいい。
会議などは、録音して音声データを文字起こしして、議事録にしてもらえばいい。

以前勤務していた大学では、教授会の議事録をほぼ逐語的に書いていたが、あんなのは自動でできる。
今やそういう機器も安く販売されている。

そこで問題になるのは、彼らの使う電気だ。
ネットの検索に比べて、彼らは文章を作るのに10倍ほどの電気を使う。
エックスの作ったGrokというAIは、アメリカの一般家庭の5万〜8万世帯の電気を使うという。

世の中で彼らが活躍すればするほど、電気を使う。
だから、データセンターの電力消費が問題になる。
電気は社会を効率化するためにはもっと必要なのだ。

日経には「社会全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)でAIの利用は拡大する一方。気候変動への影響を考えると、グリーントランスフォーメーション(GX)との両立は大きな社会課題だ」と書いてあるが、その回答になるのは原子力だろう。

次世代原発ということで、モジュール型などが研究されている。
今や中国が原発の大国になっている。

日本は数少ない原発のサプライチェーンが国内だけでできる国だ。
技術も今ならなんとか継承できる。

50年前にはマスコミもこぞって「夢のエネルギー」などと言っていたのだ。
それが東日本大震災で変わってしまった。
でも、ちゃんと作れば、今でも夢のエネルギーなのだ。

生成AIは少子化でも同じだけの仕事ができるポテンシャルがあると思う。
だからこそ、日本は安い電気を大量に作るべきだ。

古い原発の再稼働、新しい原発、核融合炉などの研究を進めていってほしいと願う。




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