![]() |
2025.06.26 Thursday
後輩の訃報
ぼくが転職する前に早く転職していた後輩が亡くなった。
理学部出身でアカデミックな研究者の道を選び、京都の大学の教授になったのだが、若くして現役のまま亡くなった。 若くしてと言っても還暦は過ぎているが、それでも若い。 5年以上にわたる治療を続け、苦しい中仕事も続けていた。 病気の発見が遅れたのが悔やまれる。 アメリカに長期で行っていた時に発症していたらしいが、海外で医師に見てもらうのが面倒だったのだろう。 それで帰国してから診てもらったので、治療が遅れた。 自己責任と言ってしまえばそれまでだが、それだけ仕事に打ち込んでいたとも言える。 転職の時に、前職の仕事内容をわかりやすく説明したいということで、なぜかぼくにヘルプのメールが来た。 グループは違ったが、同じような仕事をしていたからだ。 ずっと共通の友人がいて、年に1回か2回会ってランチをしていた。 最後のメールは今年の5月。 病気のことを心配して出したら、逆に腰の手術の経過はどうか?と聞かれた。 笑うと免疫力が上がることがわかっているので、暇なときにはお笑いを見るように、ということで漫才や落語のYotubeのURLをいくつか送ったのが最後だった。 翌日返事が来て、「メールに励まされました!気持ちを明るく持って、前向きに毎日を過ごして治療に専念したいと思っています。」と書いてあったが…。 それから1ヶ月ちょっとで彼岸に逝ってしまった。 2年前に数人で会ったのが最後。 ぼくよりももっとやり残したことがあったと思う。 残念としか言いようがない。 |
![]() |