考えたこと2

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義務教育?
こないだの文部科学省の資料だが、入学生のレベルが低く、カリキュラムの内容が低すぎるという注意が出ている。

前にもあったが、ある大学では、「Be動詞」「過去形」「進行形」を教える英語の授業があったり、割合(百分率)や小数、四捨五入とは何かなどを教える授業が指摘された。
それはそれで正論である。

しかし、ちょっと考えてみてほしい。
それらの知識がないのに、大学まで来た学生がいるということだ。
つまり、中学校の英語、小学校の算数の知識がない高校3年生がいる、ということだ。

大学は、そんな学生を大学が入れるのが悪い、という批判はあまんじて受けないといけない。
小学校や中学校の知識を教える場ではないからだ。

さらに、なぜそういう学生が入試を通ったのかということだ。
入試がいい加減なのではないか、と言われても仕方ない。
そういう知識がないとわかっていて、それをテストしていないのは批判されても仕方ない。

でも、そういう高校3年生がいる、ということは問題にならないのだろうか。
それこそが問題なのではないか。
文科省が、受け入れ側の問題を指摘するのはかまわない。
しかし、小学校、中学校のレベルダウンの責任は誰がとるのか。
いい加減な義務教育をやってしまった責任は誰がとるのか。

そういう指摘を受けた学校は、それを単位にしないといけないほど大量の大学生が、小中学校の知識がない、ということだろう。
そうでなければ、補習なり、学習支援なりでやっている。

実際にはそんな授業をやっている大学は、真剣に学生を育てようとしている、面倒見のいい学校だと思う。
わからないから、教えないといけないのだ。
そういう授業すらやっていない大学がほとんどだと思う。

なぜ、そういう高校3年生が大量にいるのか、それを文科省の役人は考えるべきだ。

義務教育はどうなっているのか…。



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