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2011.09.15 Thursday
172万円
ワシントン・ポストによると、アメリカの貧困者の割合が過去最高になった。
貧困者の定義は、4人家族なら、約172万円の年収とのこと。 国勢調査の結果。 それが、15.1%になったらしい。 人数で4620万人もいる。 日本の人口の1/3くらいだ。 アメリカンドリームというのは、今でもある。 起業者も多いし、出資者もたくさんいるらしい。 それでも、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのような人々はほんのひとにぎり。 やっぱり、アジア系やヒスパニック系、アフリカン・アメリカンは貧困者の率が高いらしい。 また、この最中でも、富裕層(トップ1%)は収入増となっているらしい。 当面、この傾向は続くと予想されている。 オバマ大統領も苦しいだろう。 日本は経済成長が実質的に低くなって、20年ほど右肩下がりだ。 要は、アメリカの先輩にあたる。 事情は違えど、一部の国が富を占有する時代が終わったのだろう。 世界の富の偏在が崩れた。 これは、良い事なのだろう。 昔、発展途上国と言っていた国が、どんどんものを作るようになった。 金融サービスも負けていない。 そこで、日本もアメリカも欧州も、仕事がなくなっていく。 貧困者が増える。 それでも、世界にはもっと貧困にあえぐ人がいる。 一体どこを基準にすればよいのだろう。 172万円が多いのか、少ないのか。 困ったものだ…。 |
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