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2011.09.12 Monday
困った人々
困った人々がいる。
オトナの格好をしたコドモと言っていい。 人間はみんな分かり合えると思っている。 議論をつくせば、いい考えが出てくると思っている。 自分の考えは、みんなが分かってくれていると思っている。 逆に、分かってくれないと、逆上する。 それでいて、困った人々は、みんな直接話そうとはしない。 これでは、組織がうまくいくはずがない。 こういう人たちが団体でいる。 人間は分かり合えないものだ。 だから、分かり合えたらそれは喜ぶべきことだ。 ほとんどの場合、幾らかの妥協を強いられる。 みんなが分かり合えるのなら、紛争は起きない。 議論をつくせば、いい考えが出てくるというものではない。 建設的な人たちが集まって、ちゃんと議論すれば、いい考えも出てくるだろう。 みんなが好きな事を言って、まとまるはずがない。 だいたい、何のために集まっているかもわかっていないのだから。 自分の考えは、みんなが分かってくれているはずがない。 常に努力を払って、発信し続けていても、分かってもらえないことがある。 常に目標を掲げ、それを明確にして、分かってもらう努力をしていても、ダメなこともある。 それも、信頼できる相手であっての話で、そもそも信頼がないのに分かってもらえるはずがない。 そんなあたり前のことがわからない。 そうなると、突然、強行突破しようとしたりする。 組織というものを知らないのだろう。 それは、人間がわかっていない、ということだ。 人間がわかっていないということは…、どうしようもない。 |
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