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2025.07.09 Wednesday
民主主義の終わり
「この世が終わった」のを知らないのは日本だけだ、という記事を読んだ。 3月の記事。 ヴァンス副大統領が欧州人を批判したスピーチのことを書いている。 彼はアメリカのプアホワイトを救おうとしている。 行き過ぎたリベラルが、移民をたくさん入れ、過度な権利を認め、白人が仕事をなくし悲惨なことになった、という考えの持ち主だと思う。 そのスピーチを聞いて、欧州の人たちはアメリカと決別することを決めたのだという。 海外からの情報がまともに入ってこない日本のマスコミからは、そんなニュースは出ない。 関税の話程度だ。 そういう日本のメディアや有識者?は世間知らずだという。 トランプ大統領はロシアと北朝鮮の陣営に加わった、とアメリカのメディアは非難している。 ヨーロッパの国々はもちろんウクライナ支援で、緊急首脳会談を開催した。 常にロシアは仮想敵国なのだ。 軍事支出も増え、関連株は大幅に上昇したとのこと。 「「欧米同盟はもはや終わった、欧州はアメリカ抜き、欧州自身で守らなくてはならない時代に変わった」と覚悟を決めている」 と記事には書かれている。 大げさかもしれないが、そういう位置づけなのだろう。 ということは、トランプ政権は日本の軍事費を上げさせ、自分の国は自分で守れ、というスタンスなのだろう。 戦後80年続いてきた、日米安保も見直すことになるかもしれない、ということか。 ついに、平和ボケを脱しないといけない、という事態が迫っている。 ぼくは、ベルリンの壁が崩壊したときに、フランシス・フクシマが書いた「歴史の終わり」で資本主義が社会主義に勝った、と糠喜びした。 その「歴史の終わり」が再び終わったのだ。 アメリカが世界を守る、という幻想はなくなる。 その時に、日本は」自国を守れるのだろうか。 |
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