考えたこと2

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もうすぐ年末
年末という季節は、寅さんがふられて旅に出る時期。

正月を柴又で過ごしたことがない。
いつも、もうすぐ正月という時期にふられ、旅に出る。
今週土曜日のWOWWOWでは、マドンナに栗原小巻がでていた。

例によって、寅次郎はふられるのだが…。

いつも、正月というと、一枚の年賀状が出てくる。
汚い字で、「寅屋のご一同様、明けましておめでとうございます。」「思い起こせば恥ずかしきことの数々、今はただ後悔と反省の日々を過ごしております。」などと書いてある。

この、「思い起こせば恥ずかしきことの数々」というのは、いつも出てくる言葉。

そうなのだ。
いつも寅次郎はふられ、そこに至るまでにいろいろと寅屋の人々を振り回し、迷惑をかけてしまう。
でも、寅屋の人たちはそんなことは過ぎたことで、何とも思っていない。

当の寅次郎だって、そんなに後悔と反省の日々など送っていない。
いつもの事なのだ。

そして、快晴に揚がった凧や、着物姿の女性などが映り、初春の縁日で商売をする寅次郎の姿が映る。

何度ふられても、元気で元の生活に戻っていく。

寅屋の人たちだって、今度はどんな美人を連れてくるかな、などと楽しみにしているフシもある。

あんな兄弟や息子がいたら、きっと大変だが、それでも楽しいと思う。

「男はつらいよ」はそういう映画なのだ。


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