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2010.09.03 Friday
女性の強さ
病院にいると、つくづく女性は強いと思う。
病棟のディルームというのがあるが、そこで談話しているのは、たいがい女性。 とにかく、話をする。 どうも、見知らぬ人とでも、話しているらしい。 病気の話、病院の話、医者の話などなど。 おまけに、女性の場合は年が離れていても関係ない。 車椅子に乗って、点滴をしている女性と、見舞いに来たらしい女性、もう一人の元気な女性。 話しているのを聞いていると、丁寧語の使い方で知り合いではないとわかる。 どの先生が下手だとか、誰が主治医でよかったとか。 ベテランの入院患者になると、いろんなことを知っているようだ。 病院の中でも、ソーシャルアクティビティをしている。 女性は本当に社会的な生き物だと思う。 男性は本当に弱い。 弱いというか、病院にいる男性の姿は、仮の姿という感じ。 場違いなところにきて、困っているという気がする。 昔の大部屋は、ベッドを仕切るものもなく、話ができた。 最近の病院は一人当たりのスペースも広く、カーテンで仕切れるようになっている。 だから、よけいに話をしなくなる。 20代のころ、入院したことがあるが、あの時は隣の人とも話した。 隣の人も40代くらいだったなあ。 しかし今は患者の高齢化が進んだ。 ぼくのいた部屋も、ぼく以外はみんな80代。 なかなか話も合わない。 顔を見ると会釈をするが、話すネタがない。 だから男は弱いのだ。 強いのは家の中と会社の中だけか。 |
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