考えたこと2

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火星の水
こないだ、火星からの帰還という記事を紹介したが、火星に送った人類が帰ってくるためには火星の水を利用しないといけないということだ。
だから、今探査機を送って、水があるかどうか、どこに水があるのかを探査しているのだろう。

そして、ついにNASAは火星の斜面に水が流れている証拠を見つけたと発表した。
それは、斜面に沿ってできる黒い筋のようなものだ、という。
季節によって出たり、消えたりする。
化合物が含まれる水が流れたあとらしい。
だから、斜面にそって下っていくのだろう。
それが火星表面の異なる4箇所で発見された。

太古の火星に水があったことは、その地形から明らかだという。
山があって、谷がある。
その当時は、今よりも暖かく、水が豊富にあった、という。
当時の火星は赤色ではなく、今の地球のように青かったのかもしれない。

でも、現在の火星に液体の水がある、というのはまだわかっていなかった。
この黒い筋は有力な証拠になる。

水源はわからないが、どうも水がありそうということになると、NASAの有人火星探査計画も現実味が帯びてくる。

2030年半ばまであと20年。

人類が月に立ってから、60年ほど先になる。

次に人類が立つ星は火星になるだろうか。

その時、火星の景色をネットで見ることができるだろうか…。



| | 考えたこと | 19:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
野球文学
アメリカには野球文学がある。
何冊か読んだが、野球を愛する人が取材をベースに書いており、必ずしもメジャーリーグなどの経験者ではない。

日本では、高校野球を題材にしたり、野球を舞台にした小説はあるが、実名のプロ野球選手やチームを扱ったノンフィクションの文学というのはない。

小さい頃からの野球ファンで、特定のチームを贔屓にはするものの、いい選手がいたら素直に褒め、取材し、その野球哲学を描いたりする、というような作品だ。
アメリカには、メジャーリーグを扱ったノンフィクション、というジャンルが確かにある。
そういうのを読むと、野球はアメリカの国技なんだなあと思う。

日経の電子版に、オリックスからメジャーに行った田口壮という人が、イチローやメジャーリーグについて書いている。
読んでいて、この人は頭がいいし、文章もうまいと思う。

こないだは、今季のイチローが42歳を迎えてマーリンズと早々に再契約をした、という記事を書いているが、さすがにメジャー経験者であり、よくわかる記事だ。
何より、日本でよくある精神論や自分の経験に基づく話ではでなく、報道や事実を積み重ねて誰にでもわかるように書くという、ライターとしての資質があると思う。

残念ながら、田口は評論家活動に一区切りをつけ、来季はオリックスの二軍監督としてユニフォームを着るとのこと。
来年は舞台を国内に移して、内部からのレポートということらしい。

どうしてもリーグの内部に入ってしまうと、書く内容は制限されるし、二足のわらじでどうなるのかはわからない。

ひょっとしたら、将来の一軍監督という線もあるかもしれない。

でも、ぼくは田口にはユニフォームを脱いで、野球を外から見て、ノンフィクションの野球文学に挑戦してほしいと思う。

舞台はやっぱりメジャーだろうなあ。


| | 考えたこと | 01:36 | comments(0) | trackbacks(0) |