考えたこと2

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特別会計
医療費はどんどん上がっているらしい。

2014年度の医療費が厚労省から発表されたが、13年度よりも7000億円増えて40兆円になったとのこと。初の40兆円台で、12年連続の増加。
高齢化で治療を受ける人が増えていることが主因ということだ。

国民の4人に一人が65歳以上。
これはどうしようもない。
2025年には団塊の世代が75歳以上になる。
予想ではその時の医療費は54兆円ということだ。
今が40兆円だから、14兆円増えることになる。
どうやって、これを稼いでいくのだろう。

だいたい国家予算と呼ばれているものが一般会計と言われるもので、100兆円程度。
あまり話題にのぼらないが、特別会計というのもあって、これが重複分を除くと200兆程度ということらしい。
これは何とかならないのだろうか。
よく議論される予算の倍ほどある「特別」会計。
用途が決まっている目的税の収入や手数料などまで、いろんな歳入があるらしい。
これについては、ネットで見てもよくわからない。

でも、話題になる国家予算の倍以上のお金が動いているんだから、それらを一本化して管理するのが当然だと思うのだが…。

口の悪いサイトの言葉を借りれば「官僚の小遣いになっている」というようなことが言われている。
どうもよくわからない。

不透明だからいろんな疑いが出てくる。
もっとお金の流れを透明化しないと、ダメだろう。
ガソリン税や重量税など車関係で払っている税金も、一部は医療費に回すとか…。
そんなことも考えないとなあ。

本当に苦しいと思う。

アベノミクスと言っているが、もう終わっている。
頼みの株価も中国の景気頼みだ。
第三の矢である、成長政策はどこにあるんだろうか。
地方創生は担当大臣が降りるらしいし…。

家計が100万だとすると、もう200万の財布がある。
それが「特別会計」。

そこもガラス張りにしないとなあ。




| | 考えたこと | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
保護者用ポータルサイト
これをよくやった、とみるか、ここまできたか、とみるかは難しい。
近畿大学が保護者向けのポータルサイトを開設した。
これを保護者が見ると、自分の子供が授業に出席しているかどうか、成績はどうかなどを知ることができる。
PCはもちろん、スマホでも見ることができる。

もちろん、時間割やシラバス(講義内容)も見ることができる。
学生向けのシステムを保護者にも開放するだけのこと(若干の手直しは必要だが)なので、やるのは比較的楽だろう。

大学側にとっては、保護者に学生をよく見てもらって、ケツを叩いてもらうことができる。
もちろん、大学側がどれだけ熱心に情報発信をやっているかは、掲示板等で知ることができるので、悪いのは自分の子供だとわかるようになる。
事務局にとっては、保護者からの意見をどんどん出さして、先生を動かすことができる、というメリットもあるだろう。
果たしてこの取り組みは広がっていくだろうか。

今でも、成績を保護者に送付するということは、たくさんの大学でやっている。
就職関連の資料などは、保護者宛に送っているところもたくさんあるだろう。
就活が始まっても、ガイダンスに出ない学生や、就活そのものをほとんどやらない学生を何とかしたいと思う学校関係者はたくさんいる。
でも、その時だけ保護者に郵送物を送ったりしても、反応がないことが多い。
もっと親に関わってもらって、我が子を就職させたい、と思ってもらおうという意図が、どの程度近畿大学にあるのか、それはわからない。
しかし、それも確実にあると思う。

大学というところは、いったい何なんだろう。
親元を精神的に離れ、独立するためのところなのか。
それとも…。

残念ながら、上位校を除いて、学校としては親の手も借りたいと思っているのではないか。
そういう学校は、似たような取り組みを始めるだろう。
もうすでにあるシステムに、新たにユーザーを追加するだけだから、そんなにお金はかからない。
ひょっとしたら、今の学生ポータルのベンダーが提案してやっているのかもしれないなあ。

たぶん、評判を見て、後追いでやる学校が多いだろう。
私学の半分は間違いなく親の手も借りたいと思っている。
近畿大学がやったら、関西の私学のほとんどが「やれる」ということだ。

でも、それが本当に学生のためになるのか、というのは議論がいるだろう。
また、本当に保護者はそれを見るのかというのも問題だ。

それでも、親の手を借りたいと思う学校がどれくらいあるか。

結果はどうなるだろう…。



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