考えたこと2

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誰にでも初めてということがある
またまた、NHKの朝のドラマ。

今月から、また新しくなった。
今回は関西制作の「ウェルかめ」。
徳島を舞台に、ウミガメがテーマになっている。

雑誌の編集者志望の女性が主人公。

今日は初めての取材に行かせてもらう交渉を主人公がする場面。
給料の前借りをしてウミガメの島に行かせてほしいという設定。
没になったら、給料はなくなる。
それでも、行かせてほしいという主人公。

結局行ってもいいと編集長が許可するのだが、その前のシーンで編集長と番頭役の副編集長の会話がある。

「編集長、初めての取材、いくつでした?」
「23。…あの子と一緒や」

このあと、初めての取材がどんなだったか、という話になる。

「誰にでも初めてというものがある」ということだ。

仕事をして、プロとして、初めての仕事。
ぼくらはサラリーマンだから、初めての部署での仕事だが、プロとしての仕事ということになると、「初めて…したとき」と自分で決めないといけない。
初めての評価とか、初めての成功とか…。
サラリーマンなら誰でもふり返って初めての…、というものがあるだろう。

ぼくは、今ふり返るなら、初めて自分の設計した製品が世の中に出た時、ということになるか…。
会社に入って、何年かたった頃だ。
それは、結果的に設計が自分のキャリアで一番長かったからであり、もしもそうでなければ違うものになる。
ずっと評価部署でテストを続けていればいたで、あとでふり返って、「あの時や」という瞬間がある。

個人でやっているような仕事ではなおさらだ。
編集者はもちろんそうだが、心臓外科の医者にも、初めての手術という瞬間があり、脚本家には初めての本という瞬間がある。
俳優には、初めての舞台という瞬間があり、野球選手には初めてのヒットというような瞬間がある。

それは、人それぞれ違うものだろう。
でも、初めての…があって、それで人は育つ。

そういう瞬間を忘れずに、生きていきたい。



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