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2009.10.05 Monday
J-Popと言われても…
J-Popという言葉はいつから使われているのだろうか。
ネットでは90年代の半ばということになっている。 どうも、なじめない。 ぼくは書くときは使うが、話すときは使わない。 70年代から80年代にかけて、ニューミュージックといわれていた音楽がJ-Popになった。 たしかに、何がニューかといわれると、いい加減な言葉ではある。 60年代から70年代にかけて、自分で曲を作って歌う、シンガーソングライターという人たちが出てきて、それまでのフォークソングとはちょっと違った音楽を生み出した。 ニューフォークなどといわれていたような気がする。 吉田拓郎やかぐや姫、井上陽水などがそのジャンルかな…。 フォーライフというレコード会社が、吉田拓郎、井上陽水、小室等、泉谷しげるの手で作られ、レコードビジネスの新しいカタチができた。 そして、どんどん新しい音楽が世の中に出てきた。 それがニューミュージック。 今までのジャンルのなかに入らない音楽だ。 吉田拓郎、井上陽水、ハイファイセット、オフコース、荒井由美、山下達郎…、たくさん出てきた。 みんなニューミュージックだった。 新しい音楽。 ニューという言葉が実感を持っていた頃、ぼくは十代から二十代だった。 それがいつしかJ-Popと呼ばれて、歌謡曲と変わらない扱いになった。 ニューミュージックという言葉は、いつかは古くなる。 そういうジャンルだった。 しかし、あの頃のニューミュージックは本当に新しい音楽だったと思う。 だから、J−Popと言われても…、なあ。 |
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