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2021.02.08 Monday
エクセル方眼紙2
2017年にもエクセル方眼紙について書いた。
あれから3年経って、もうなくなったかと思ってたら、最近また見る機会があった。 官公庁の書類だ。 これを使っている限り、デジタル化の根本的な考えがわかってないのだと思う。 文書をエクセルで作るか、ワードで作るかの違いではない。 完全に「ナンチャッテ」デジタル化だ。 そんなものを使っている部署は、全くアナログの世界で生きていると言っていい。 エクセルというツールは表計算ソフトだったが、最近はデーターの解析ツールとして使うことが多い。 元になるビッグデーターから、必要なものを切り取って出力し、それをエクセルで解析する。 脱エクセルという動きもあるが、今はそういう使われ方が主流だろう。 定形書類は専用のアプリケーションになっていると思う。 文字を扱う昨日も初期からだいぶ増えた。 数字だけでなく、文字列も解析できる。 そういうソフトウェアだと思う。 つまり、一つの列の同じ属性のデーターを入れて、いくつものデーターを比較したり、抽出したり、いくつかの列を計算したりする。 そういうソフトウェアだ。 それを行の頭を揃えるためのワープロ代わりとして使っている。 単に書類の見た目だけの問題。 それならワードでインデントを使えばすむだけの話。 本当にITのリテラシーがない。 それを組織として使っているということは、組織の中の誰もそういうことを考えていないということだ。 例えて言えば、数千万円のポルシェを買って、押して歩いているようなもの。 全く使えていないということだ。 これが官公庁の生産性が低い原因の一つ。 思い出したから書いておく。 |
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