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2016.12.13 Tuesday
Google翻訳
Google翻訳がニューラルネットワーク技術を応用して賢くなったとのこと。
つまり、英語のページをGoogle翻訳で日本語にすると、今までよりもこなれた日本語にできるということだ。 また、ユーザーが使えば使うほど賢くなるということらしい。 そういうことなら、一度やってみようと使ってみた。 Web上にある英語の文章を翻訳したが、残念ながらまだまだだと思う。 今までがどうだったのかはわからないが、とても「こなれた日本語」にはなっていない。 見た感じ、関係代名詞で複文になってたりすると、語順が日本語ではなくなったりする。 今のところは、やはり英語が分かる人が見て、合っているかどうかを判定して、ちゃんと翻訳を修正する、ということを多くのユーザーがやらないと、まともにならない、という感じだ。 しかしGoogle翻訳のページで、短文を入れるとほぼ完璧に訳す。 たまに"old"を「年上の」と訳さず「古い」と訳したりするが、意味は通じる。 中学生の英作文なら、日本語を打ち込めば正しい英語になる。 逆もありだろう。 実用的にはまだまだだが、日本の中学生にとっては強い味方と言える。 こういうのが出てくると、英語の宿題などどうするのだろうか。 本当に日本語を入れたら、英語が出てくるのだから、考える必要がない。 電卓が出てきたのとはワケが違う。 あれは、計算順序や計算方法がわからないと使えない。 数学の宿題にとっては、電卓はそんなに強い味方とは思えない。 でも、Google翻訳はパソコンの使い方がわかって、キーボードが打てれば使える。 この調子で翻訳技術が進むと、音声認識と翻訳アルゴリズムができて、コンピューターで同時通訳もできるかもしれない。 そうなってしまえば、習う必要もなくなる。 英語を習うことが陳腐化するということだ。 それでも、母語以外の言語を習得することに意味はあると思う。 しかし、それを全員がやる必要はなくなる。 あと10年経ったら、そういう時代になるのかもしれない。 そうなると、今の小学生が全員英語を習う意味があるのだろうか。 まだ来ない未来のことを云々しても仕方ないかもしれない。 しかし、壮大なムダを無くすためにはぼちぼち考えてもいいのかもしれないなあ。 |
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