考えたこと2

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自動運転
アメリカではGoogleが自動運転車の路上試験を行っている。
動力がモーターになったことで、自動車業界の参入障壁は大幅に下がったのだろう。
エンジンを作るのは部品点数も多いし、組み立てるのも大変だからなあ。
とりあえず、お金さえあればモーターの自動車を作るのはかなり楽になる。
変速機も要らないし、電圧だけでの制御ならわりと楽だ。
その代わり、レーダーをたくさん備え、カメラも付いていて回りの状況を判断し、GPSの信号にしたがって目的に行く。

Googleのとりあえずの目標は、シティコミューターみたいなクルマに見える。
買い物に行くとか、近くで人と会うとか、そういう時に呼び出して乗って行き、目的地に着いたら乗り捨て、お金は距離に応じてクレジットカードで落ちる、というような感じだろう。
それらのクルマが街なかを走り回り、クルマは所有するものからシェアするものに変わっていく、というのが未来像だ。

その、Googleカーが先日事故を起こしたとのこと。
でも、それは信号が青になって6秒たってから発進したところ、右側から信号無視をして走ってきたクルマに当たったらしい。
全てはカメラに記録されているだろうから、当てたドライバーは申し開きもできないだろう。

けが人はいなかったらしいが、Googleのクルマはいろんな装備が付いていて、値段が高いからどうなるんだろうか。
すごく高い信号無視になったのかもしれない。

今回の事故で、Googleは事故の94%は人為的ミスだから、これからも自動運転技術の開発を行っていく、という発表をしたらしい。
それは納得がいく。
人間が運転するから、事故は多い。
それは事実だろう。

おそらく、自動運転車が走り回る未来は、事故は激減するはずだ。
そういう未来に生きる人達はハッピーかもしれない。
保険会社の収入も激減するだろう。

でもなあ、免許を取って、クルマを初めて運転した時の感激は忘れられない。
最初に友人3人で買った軽自動車で夜中走り回った経験は、自分で運転し、意のままに動くものを手に入れた、という感動だった。
今の車よりも不便で、冬の朝はなかなかエンジンがかからないとか、夏はエアコンがなくて窓を全開にしても暑かったとかそういうことがあっても、やっぱりクルマを運転する楽しさがあった。

いくつかの記事でも、クルマを運転する楽しさはどうするのか、ということが書いてあった。

今の免許保持者の中には、運転が面倒くさいという人もいるだろうが、運転が楽しいという人は一定数いるだろう。
そこらあたりの折り合いをどうつけてくれるのかとぼくも思う。

そういう人たちは地下に潜って、夜中にこっそり改造車で走り回るという時代になるんだろうか。
あながち想像できない未来でもない。

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