考えたこと2

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アウディのサス発電
今は電動自転車でも、ブレーキをかけると止まろうとする力でを利用して発電機を回して、止まるエネルギーを電気に変えるという技術を使っている。
もちろん、ハイブリッド車や電気自動車なら当然だ。

従来のブレーキはクルマを止めるエネルギーを摩擦と熱にしていたが、それを発電機を回すエネルギーにも使うということだ。
電気自動車の普及の鍵は走行距離にある。
そのためには、モーターの消費電力を下げたり、電池の容量などを上げたりすることが必要だが、それに加えていろいろな形で走行中に電気を作ることも有効だ。
発生した電気を充電しておけば走行距離を伸ばすことができる。

今回、アウディが発表したサスペンジョンは、「道路の凹凸で生じる車体の上下運動を電力に変換する」と書かれている。
今まではオイルの流れや空気の圧縮を使って凸凹を吸収していたのだが、路面の凹凸から受ける力を発電に使うというのはいい考えだと思う。

イラストを見ると、路面の凹凸で出てくる上下動を回転方向に変えて、発電機を回すというもの。
電気をエネルギーにして走るクルマには、どんなクルマでも使える。
耐久性や性能の問題はあるだろうが、原理的には路面の凹凸を吸収するエネルギーの有効利用ということで、アリだろう。

かかるコストと実際どれだけ発電できるかという問題はあるが、これはいいアイデアだと思う。

こんな風にして、電気自動車がどんどん実用化に近づいていくのだろう。
こうなってくると、未来の道はわざと路面を凹凸にして発電させるようにつくるということもあるなあ。
そうすれば、バッテリーは小さくても道から発電して走ることができるようになる。

クルマが電気をメインで動くようになると、大きな産業の転換が起こる。
自動車はドイツの基幹産業だから、頑張っているのだろう。

日本も同じ。
産業の大転換を乗り越えて、頑張ってほしい。



| | 考えたこと | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
ルイス警部
「ルイス警部」はイギリスのドラマ、「モース警部」の続編。
モースの部下だったルイスが主役で、モースの死後の警察ドラマ。

モース警部と同じく、舞台はオックスフォード。
大学絡みの犯罪が多い。
ルイスもモースの影響を受けて、オペラを聴く。
元はあまり好きでなかったはずだが、モースの影響で好きになったらしい。

頭脳派のモースの代わりは部下のハサウェイ刑事。
オックスフォードの神学部を出ている。
警部と刑事の役回りが入れ替わった。

ルイスは庶民的でマジメな警官。
考えてパズルを解くよりは、足で地道に証拠を集めるタイプ。
部下の人使いはけっこう荒い。
それでも頭脳派の部下に気を使っているところはモースとは違う。

このシリーズ、モース警部と同じく時間がゆったり流れる。
90分のドラマだが、人間関係の模写や会話が延々と続く。
モースの時みたいに昼間からパブで飲むという場面はない。
それでも、イギリスのビターというビールをハサウェイと飲む場面は毎回出てくる。

イギリスのパブには大きく分けてビターとラガーというビールがある。
日本の一般的なビールはラガーだ。
冷やして出されるし、色も日本のビールの色だ。
でも、ビターは常温で出されて、色ももっと濃い。
黒ビールといった感じで、ラガーよりもコクがあって、味がある。

ルイスもハサウェイもビターを飲む。
80年当時、駐在の人に聞いたところでは、イギリスではラガーは女子や子どもが飲むもの、ということだった。
大のオトナはビターを飲むのだろう。
ドラマを見ていると、ビターが美味しそうに見える。

イギリスの夏はそんなに暑くないんだろう。
だから、常温のビールが飲める。
日本の黒ビールとも違う、イギリスのビター。

もちろん、ルイスが飲むのは1パイント(568ml)。
ハーフパイントというオーダーもできるが、彼らは1パイント単位で飲む。
値段は3ポンド〜4ポンド。今なら500円くらいか。
パブはお金と引き換えに商品をもらうので、帰りはレジによる必要がない。
だから、外の席で景色を見ながらオープンで飲める。

ドラマに出てくるオックスフォードのパブは古臭くてとても良い感じだ。

あんなところでゆっくり飲めたら、人生も楽しいだろうと思う。


| | 考えたこと | 01:03 | comments(0) | trackbacks(0) |