考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< July 2007 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
来なくなったちり紙交換
ちり紙交換というのは、どうなったのだろう。

ポーリュシカ・ポーレの音楽をかけて来ていた、古新聞・古雑誌の回収、ちり紙交換…というやつが最近来ない。
「古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら…」というおなじみのアナウンスだ。
あれは、どういうわけか、ロシア民謡のポーリュシカ・ポーレをかけていたなあ。あの曲が耳に残っているのは、ちり紙交換のおかげ…。

こないだ、バイクの中古ありませんか?というのが回ってきていたのを聞いて、ふと気になった。

wikipediaで調べてみると、古紙の回収価格が下落したので、あまり見られなくなったとのこと。
90年代に下落したそうだ。

当時よりもリサイクルという言葉は一般的になったので、古紙の量が増えたということか。
供給が増えると、価格が下落するという経済の基本法則が働いたのだろうか。

しかし、あの頃に比べると、企業などでの再生紙の利用は進んでいるし、名刺にも「この名刺は再生紙で作っています」などと書いているところが増えているし、需要も増えているはずだから、そんなに下落するのも腑に落ちない。

調べてみると、古紙の相場は上がっている。

http://www.koduka.co.jp/souba.html

中国やアジアでは紙の需要が高まっており、ゴミ処理場から古紙が盗まれるというような事件もある由。

それなら、なぜちり紙交換が来なくなったのだろう?

平成1年の衆議院会議の決算委員会の記録によると、草川委員という人が通産省への質問の中でこんな事を言っている。
・消費者が白い紙を好むので、トイレットペーパーには古紙を使わなくなった。
・新聞の軽量化(配達が大変なので)で古紙の利用率が下がった。

結局声高にリサイクルを唱えても、自分が買う時には白いのがいい…という事なのか。

どうも、古紙を集める経費が上がったことや、古紙の相場の変動の激しさなどが、「ちり紙交換」の商売を成り立たなくさせてしまったようだ。あんまり大手のちり紙交換業者というのはいなかったのかな…。確かに古くからある商売でもないし…。

でも、一方で古紙は需要が高まり、日本の古紙は品質がよいので、一大輸出産業になっている…という記事もあった。

結局どうなんや?というのが今日の答え。

ちり紙交換は、古紙の分別の面からも、回収率を上げるという面からも、良いことだったのに、なくなった。

どうも、不思議なことが起こっている。



| | 考えたこと | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
夏休みの計画
ぼちぼち、子供らは夏休みモードになってきた。

たくさん宿題があるという。
それなら、いつまでに、どれだけの量があって、一日どれくらいやったらいい?と聞くと、とにかくやるとのこと。

計画を立てて、終える日を決めてそこから逆算し、一日の量と時間を決めたらどうか…というと、やってみないとどれだけ時間がかかるかわからないという。
だいたい、どれくらいかかるか適当に決めて、それで見積もって計画を立てて、やってみてズレがあったら、立て直せばいいというと、それに時間をかけるくらいなら、やった方がマシらしい。

スペースシャトルがどうして飛ぶのか?
それは、飛ばすためにはどうしたらいいか計画を立てて、それを実行するからで、計画がなければ絶対に飛ばない…と言ったが理解されない。

やることが大変であればあるほど、計画を立てるための時間はたくさんいる。
100のうち、30くらいが計画であっても、それはそういうものなのだ。
それが仕事であり、勉強なのだ…。

そういうことは、社会人にならないとわからないのか。

ぼくらの頃の先生は、夏休みの計画を立てなさいと言っていたと思うのだが、最近は言わないのか。

勉強そのものよりも、先のことを考えて、見積もりと計画をする…そういう事が大事なのだと思う。

計画は、できなくても見直せばいい。
もともとそういうものだ。
計画せずにできることなど、大したことではない。

もっとも、一番大事なことは、何をやるかということを自分で決めることだが、それはもっと大人になってからでいい。

計画を立てるということができていれば、社会保険庁ももう少しマトモだったはずだ。

そういう事が大事だと思えないと…あとで困ると思う。

そうではないですかね。



| | 考えたこと | 03:27 | comments(0) | trackbacks(0) |