考えたこと2

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天は与えすぎることもある
三舩優子という人がいる。

こないだ、テレビを見ていたら、本のレビューの番組でやけにきれいな人が司会をしていた。
タイトルバックで名前が出たので調べてみたが、作家かと思っていたら、ピアニストだったのでビックリした。

オフィシャルホームページでプロフィールをみて、これまたビックリした。

小さい頃ニューヨークで暮らし、そうそうたるピアニスト達に師事し、大学は主席で卒業、その後ジュリアード音楽院に留学、いろいろ賞を取って、FMのパーソナリティーをやって、ブックレビューの司会もして、もちろんピアノのCDも出している。

すごい人がいたものだ。

本のレビューの番組でも、的確なコメントをし、うまく番組を運ぶ。
レビューアーの話についていくために、段ボールに入れて送られてくる本を読んでいるとのこと。

もちろん、色々と努力をしているんだろうと思うが、そうは見えない。

こういう人を見ると、「天は二物を与えず」というのは、必ずしも当たらない…と思う。
運もあるし、努力もある。
しかし、才能もある。天から与えられた贈り物だ。
英語でいうと、"gifted"ということになる。文字通り、「与えられた」「天与の」という意味。

誰しも、生まれてきたこと自体が「天から与えられた贈り物」だともいえるが、天は時々与えすぎることもあるのだろう。


| | 考えたこと | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
納豆
小学校のころ、夕焼け番長というマンガがあった。

その主人公が、朝、ご飯に納豆とみそ汁をかけて食べる、というのがいつものパターン。
これがわからなかった。

納豆というと、甘納豆しか見たことも食べたこともなかったので、なんであんなものをご飯にかけるのか?と不思議だった。
しかし、その部分はストーリーとは関係なかったので、そういうヤツもいるのだろう…ということにした。

その後10年以上経って、学生食堂で初めて納豆という食べ物を見た。

昭和50年だから、1975年だ。
当時関西にはあまり納豆はなかった。
関東の下宿生が多かったからか、学生食堂には納豆があったのだ。

異様な食べ物だった。

あれを食べるのは儀式である。
中味を取り出し、引く糸をクルクルと回して取って、辛子と醤油をかけ、人によっては生卵もかける。
その上で、思い切りかき回し、ご飯にかける。

結局当時は見ているだけで、食べる勇気はなかった。
でも、あのニオイは耐えられない。

その時に、夕焼け番長が食べていたのはこれだったのか…と理解した。

その後、会社に入って、出張に行ったときに宿舎で納豆好きの人があまりにも美味そうに食べるので、一度食べてみようかな…と思い、初めてトライした。

そのうち、ニオイも気にならなくなって、普通に食べられるようになってしまった。
慣れというのはおそろしいものだ。

しかし、今になって思えば、ご飯に納豆をかけた上に、みそ汁をかけるというのは、あまりおいしそうな食べ物ではないことは想像できる。

それでも、甘納豆よりはましか。





| | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |