考えたこと2

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適材適所プログラム
囲碁も人工知能が勝つようになったし、どんどんこれが実用化されてくると、人間の仕事も変わってくるだろう。
要は人工知能にできる仕事が増えてくるということだ。

過去に技術革新でなくなった仕事というと、よく言われるのが電話交換手。
こちらはアナログだが、交換機が発達して人は要らなくなった。
これは主に手を動かしてつなぐ、という仕事だったが、これからは頭を使う仕事もなくなっていくのだろう。
しかし、より専門的な仕事が安泰かと言われるとそうでもないらしい。

記事によると、ネコの顔を見て、そのネコが何ネコかを当てるのは既に人間よりもコンピューターの方が得意になったという。(まあ、これは商売にならないが…)
耳でエンジン音を聞いて、その種類を当てるという能力もコンピューターが勝つらしい。
1000種類のエンジン音を聞き分けられるという。
つまり、一分野での専門性というのは、機械が強くなり始めているということだ。

しかし、まだまだ意味を考える仕事は難しいという。
「なぜこれをやらないといけないのか」、というようなことだ。
それがわからないと、他人にモチベーションを与えることができない。
だから、組織を率いたり、教育の分野でも「やる気」の分野は苦手だと思われる。

また、人工知能が結果を出したものについて、それをどう使っていくかというところも、まだまだ人間の領域だろう。

こないだ、人間の「感情の支配」について、行動経済学の考えを紹介したが、感情に訴えるとか、感情的に人を扱うというところは、人工知能には難しいだろうなあ。
人を見て、アイコンタクトや表情で分かる部分も大きいだろうから、そこは人間でないとムリだろう。
感情は厄介なものだが、人は感情で動く動物でもあるから、その部分は人間の仕事として残るような気がする。

となると、やっぱり対面が必要な仕事は残るんだろう。

しかし、その仕事の大部分もWebで済ませたり、日用品の販売の仕事などは決済の仕組みが進歩すれば、人を減らすことも可能かもしれない。
そうなると、高度な接客、高価なものの接客しか人間の仕事は残らない、ということになると思う。

こういう世の中の変化に対して、今子どもたちにやれることは教育しかない。
どうなるかわからないからだ。
しかし、その教育の根幹になるべき義務教育に問題が多い。
イジメの問題、教員の質の問題、格差の問題、教育委員会の問題、教員になるための課程の問題、卒後教育の問題など、一つ一つ解決していかないといけない。

とはいうものの…。



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