考えたこと2

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大学の先生のドレスコード
ニュースで、ノーベル賞をもらった名大の天野さんが授賞式に行く様子が映っていた。

スーツにリュックという格好。
だれか注意する人はいなかったのだろうか。
ぼくが古いのか…。

奥さんもロシアで先生だというから、あんな格好が当たり前なのかもしれない。

もうスーツでリュックというのは、市民権を得ているのか。
ぼくはどう見てもオカシイと思ってしまう。

片方だけ肩にかけるのならまだしも、両方とも肩にかけて、完全に登山スタイルである。
やっぱり、あれはオカシイぞ。

みんなオカシイと思っているが、ノーベル賞を貰う人はオカシイ人だからまあいいか、と思っているのか、それともそんなにおかしくないのか、よくわからない。

少なくとも、営業であんな格好で来た人はいなかったのは事実。

でも、ネット上でそういう質問が出ているのを見たら、半々くらいになっている。

ニューヨーカーなど、かっこいい人もいるという意見もある。
まあ、それもそうだが…。

皮のリュックとか、かっこいいものもあるのは確か。

若い人たちの間では、通勤時はOKというような感じだった。

となると、空港から移動するときにはスーツにリュックもありということだろう。

だいぶドレスコードも変わってきたなあ。

ぼくの普通ならダメだと思うのだが…。

| | 考えたこと | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
Chromebook
アメリカではクロームブックが売れているという。

クロームブックは、ぶっちゃけて言うと、GoogleのWebブラウザであるクローム(マイクロソフトのインターネット・エクスプローラーのGoogle版)だけしか使えないノートPCである。
基本的にはWebブラウザで使えるアプリケーションを使う。
昔はワープロや表計算、写真のレタッチ、パワポのようなプレゼンソフト、イラスト用のソフトなどは專門の会社が作って、パソコン用のソフトとして売っていた。
それを買って、パソコンにインストールして使う、という使い方だった。

ところが、パソコンの性能が上がると同時に、ネットワークの速度も上がり、Webの技術も発達し、いろんなことがWeb上でできるようになってきた。
実際、この文章はGoogle Documentで書いている。
普通に文章を書くだけなら、それで十分。
もちろん、Googleが勝手にバージョンアップしていっており、リンクを入れるとか、コメントを挿入するとか、行間を変えるとか、箇条書きとか、表を挿入するとか、図や写真を挿入するとか、そんなことも簡単にできる。
表計算のソフトも同様だし、プレゼンソフトも同じような感じだ。

要は、素人が使える機能はだいたいWeb上のアプリでも揃っている。
そして、インターネットが使えれば、どのパソコンでも、どこからでも使うことができる。
ファイルはWeb上に置くので、保存の心配がない。
ウィルスなどの心配もしなくていい。

カレンダーなどのスケジュールソフトは、みんなで共有できるし、スマホでも見ることができるので、Web上のアプリの方がいいだろう。

写真の修正もPicasaというサイトでできるし、そこに写真を置いておくこともできる。
もちろん、Google以外のFacebookとかTwitterとかのソーシャル・ネットワーキングサービスも使える。
メールはWeb上のメールで十分だし、その方がどこからでも使えるので便利だ。

よく考えたら、昔のパソコンは自分用のソフトを使って、自分で保存していたが、今になってみると自分用のものはだいぶ減った。
ぼくの場合、音楽のソフトくらいだ。
もちろん、過去の遺産を見たり、使うために立ち上げるソフトはある。
でも、それもだんだん減ってくる。
いっそのこと、全てをWeb上に置いておくというのもアリだなあ、と思っていた時にクロームブックが出てきた。

とは言っても、Web上に置いておくのは危ないという気もする。
そういうファイルはやっぱり、自分のパソコンに置いておきたい。
でも、普段使うのはWebでいいだろう。
実際、パソコンを立ち上げても、使うのはWebばかりになっているのが事実。

だから、自分のデスクトップは持っておいて、サブでWeb専用のノートパソコンを使うというのは選択肢になる。
保存も全てWeb上になるので、大きなハードディスクも要らない。
必要なら、デスクトップでWebから自分のパソコンに作ったファイルを持ってくれば、従来の使い方もできる。

特に会社など、Web上のアプリケーションを社員が使うというようなところは、Web専用のノートパソコンの方がいい。
一人ひとりのパソコンの、ウィルス等のセキュリティの心配をしなくていいからだ。
ファイルがなくなるということもない。
立ち上がりも7秒ほどでOK。
そして、何より安い。
2〜3万円で買える。

そんなわけで、実際アメリカでは2013年にクロームブックがブレイクして、今やノートパソコンのうちの20%のシェアを取った。
そして、教育機関でもiPadを抜いてトップに立った。
価格がiPadの半分というのも大きいが、キーボードが付いているというのも大きいという。

ぼくも、タブレットはインプットにはいいが、学習のアウトプットには向いていないと思う。
だから、キーボードは必要なのだろう。

こうなってくると、Googleの影響は大きい。
たしかに、Googleはスゴイ会社だと思う。
力を持ちすぎたが故に、欧州ではGoogleを分割すべきという声も出ている。

でも、ぼくは長いものには巻かれることにした。
今のところ、Googleは少なくともGoogle以外よりはいいと思う。
Googleがない世界よりはGoogleがある世界を選ぶ。

十数年前、一緒に働いていた人から、「こんなんあるよ」と言われて検索サイトを見て以来、感心してしまった。
どうしたら、信頼のおけるサイトが検索されるか、ということを自動でやった会社。
基本的には自由でオープンなインターネットを支持している。
その中で、いいものを早く見つけるという仕組みを作った。
少なくとも、人の善意を信じている会社だ。

Googleがオープンである限り、ぼくはいいと思っている。

この秋から、日本でも個人向けに販売している。

日本ではどうだろうか…。


| | 考えたこと | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |