![]() |
2006.02.09 Thursday
不思議な世界
昨日の「世界の言語の数体系」のページを眺めていたら、色々面白い言葉があった。
http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/numberj.html ←ここです。 パプア・ニューギニアのアランブラック語という言葉があるらしい。 この言語の数の数え方にはびっくりした。 数を表す単語は1と2と5と20の4つしかないとのこと。 1は1だし、2は2になる。3は(1 と 2)、4は(2 と 2)、5は5、6は(5 と 1)、7は(5 と 2)、8は(5 と 2 と 1)、9は(5 と 2 と 2)、10は(5 X 2)・・となる。 この調子でいくと、99はどうなると思います? なんと、「(20×(2 と 2)) と (5 × (2 と 1)) と (2 と 2)」となるらしい。ひぇー!という感じです。 これでは、大きな数をあらわすのは大変だ。 生活していく上で、そんなに大きな数が必要ないという事なのだろうが…。 複雑度ナンバーワンの言語は「グワンダラ語ニンビア方言」というものらしい。 これは、完全に12進数になっている。 10進法、20進法というのは、人間の指の数という事で納得がいくが、12進法というのはどこから来たんだろうか。 僕の想像では、指を一つも開かない、グーの状態を1にしたのではないかと思う。 グーが1、指を1本立てて2・・・というふうに数えていくと、ちょうど両手で12になる。 ・・・と思ったら、これはメソポタミアで、新月から満月までの繰り返しが12回で1年、というところから来ているらしい。 残念、新説ならず。 でも、数の数え方一つでこれだけ違うという・・・人間は面白い。 |
![]() |