考えたこと2

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イギリス最高裁
イギリスの最高裁判所が「女性とは、生物学的に女性であること」という判決を出した。
この訴訟はスコットランドの女性団体「フォー・ウィメン・スコットランド」という女性団体が、議会が「トランスジェンダー女性も女性だ」とカウントしたことに意義を唱えて、「女性専用の病棟や学校などへのトランスジェンダーの人の立ち入りを認めれば、女性の権利が侵害される」と訴えていたもの。
常識的な判決だと思う。

イギリス在住の日本人が、この判決に違和感を感じた、と言っている。
性のあり方が多様化していて、「女性」や「男性」という言葉の意味が、生物学的な性別だけでは語りきれいなものになっている、ということが理由らしい。
「時代に逆行するもの」に思えたということだ。

女性の敵は女性というが、この場合も訴えたのが女性団体で、記事を書いているのも女性。
こういうのが多いような気がする。

ぼくは男性だが、スポーツ競技にトランスジェンダーの人が出るのはどう考えても不公平だし、そういうことがこの問題の根底にあると思う。
差別と区別は違うということだ。
人は生まれたときに男女が生物学的に決まっていて、それで区別するのが当然だろう。

中にはどうしても生きにくいという人もいるかもしれない。
それはそれで個別の問題だ。
それらの人が差別されないようにしないといけない。

それでも、逆に違和感を感じる人がいるのは事実。
前にも書いたような気がするが、アメリカに行ったときに、社内で男性から女性に変わった人がいた。
ぼくが研修していた部署の男性は、彼女?を「it」という代名詞で呼んでいた。
多様性というなら、そういう人の気持ちも認めるべきではないか。

もちろん、あからさまなヘイトは禁止するべきだが、それは常識だろう。
世の中の最大多数は生物学的な男女の区別に従う人たちだ。
最大多数の意見を認めるのが、民主的ということだと思う。

だからといって、トランスジェンダーの人たちを差別する気はない。
いろんな事情があって、そういう事になっているのだろう。

しかし、法律でそれらの人々の権利を拡大して、変わった方の性別の権利を100%保証しろなどというのは暴論だと思う。

アメリカの水泳の選手権だったか、トランスジェンダーの女性に負けた女性が泣いていた。
あれを見ても、権利行使が正しいと思えるのだろうか。

イギリスの最高裁は、わざわざ「今回の判決で社会の一方の集団が勝訴し、他方の集団が敗訴したと受け取らないよう忠告する」という一文を付け加えたらしい。
まことに常識的に判決だと思う。

さすが、イギリスだ。
これが世の中の標準になればいいと思う。



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