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2014.01.12 Sunday
many thanks
英語でわかりにくいのが、数えられるものと数えられないものの違いだ。
一つ、二つ…と数えられるものと、切り分けて数えられないものは英語では別扱いになる。 timeという名詞はいろんな意味があるが、”many times”というと「たくさんの回数」という意味だし、”much time”というと「たっぷりの時間」という意味になる。 回数は切り分けて数えられるし、時間は切り分けて数えられない。 manyとmuchの違いはそういうことだと習った。 しかし、仕事でメールを出し始めて例外が出てきた。 メールの最後に”many thanks”と書いてある。 英語のネイティブがそう書くのだから、マチガイではない。 気をつけてみていると、複数の人が”many thanks”を使う。 それで、これは例外なのだとわかった。 「感謝」という意味の”thanks”は感情を表すので、数えられないと思うのだが、複数形で感謝という名詞になっているのだから(単数形でも感謝という名詞の意味もある)、感謝というのも「たくさん」とか「少し」とか数えられるということか。 Webの辞書を調べても、はっきりした答えは見つけられなかった。 正誤を問うテストで”many thanks”と書かれていたら、マチガイなくバツをつけるだろう。 感情は数えられないからだ。 しかし、実際の世界では使われている。 こういう例外はむずかしい。 |
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