考えたこと2

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ぼっち・ざ・ろっく!
バンドを舞台にしたアニメがある。

CATVでやっていた「ぼっち・ざ・ろっく!」12話を見た。
録画してCMを飛ばしたから、そんなに長くない。

この手のものは、高校生のガールズバンドのアニメ「けいおん!」が有名か。
「けいおん!」に触発されて女子高生のバンドが増えたとも聞いた。

「けいおん!」は高校生活が舞台だったが、「ぼっち・ざ・ろっく!」は高校生ではあるが、学校というより、バイト先のライブハウスが舞台で、酒飲みの先輩が出てきたり、そもそも4人のバンドで2人は別の高校の先輩だったりして、ちょっと大人な感じ。

主人公が陰キャというのも面白い。
陰キャというのは陰気なキャラクターのことで、みんなと馴染めない、内気なタイプのことだ。
もともと父親が持っていたギブソンのレスポールを、押入れの中で弾いていた。
うまいのだが、人前で弾くことができなかったのだ。

ぼっち、というのは一人ぼっちの略語。
ボッチ飯、というのは人と一緒に食べることができず、一人でご飯を食べることを言う。
そういう、陰キャなぼっちの高校生が、バンドをやって成長していく、というアニメだった。

とにかく、陰キャのギャグが面白くて、声を出して笑ってしまう場面もあった。
陰キャだから、他のバンドメンバーと絡むと、自分の世界に逃げ込んでしまったり、必要以上に気を使ったり、エキセントリックな行動に出たりする。
そういうところを、うまく描いている。

かわいい格好をすればかわいいのだが、いつもピンクのジャージしか着ない。
美容院に行くのがいやなので、髪の毛は延ばしている。
そういうところが面白い。

サイトによると、13年のアニメの技術進歩の差が大きく、ライブ場面などはモーションキャプチャーを使って描いているらしい。
見ていると、リードギターの指の動きもリアルだった。
そういう進歩は大きい。

ぼくらの時代は貧しかったから、高校生でエレキギターは贅沢だった。
そういう音楽も流行りつつあったが…。

主に、ぼくらが中高のころは、大学生を中心にフォークソングのブームが起きて、みんなギターを持って歩いていた。
アコギだったから、集まればもうバンドができる。
エレキギターで、ドラムを入れて、スタジオでバンド練習ができる、というのは豊かになったからだろう。

確実に豊かになっているのに、充足した思いがない。
相対的貧困率は高くなっている。

でも、そういうことを吹き飛ばすアニメだった。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |