考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
減った本屋
昔はよく本屋に行った。
高校時代は学校の帰りに、書店に寄って帰った。
時々文庫本を見て、気になるものを見つけた。

大学のときは下宿から実家に帰るときに本屋に寄った。
会社に入ってからは、会社の帰りに寄って帰った。
実家から出てからは、近所のモールの本屋によく行った。

本屋徘徊という記事も書いたことがある。
当時はもうアマゾンがあったが、まだまだ本屋が元気だった。
でも、だんだんとアマゾンで買うことが増えて、街の本屋はなくなっていった。
行きつけの本屋も潰れた。

この10年間で764社の書店が潰れたらしい。
当然、減った店舗の数はもっと多い。
この数年で家の近所の本屋も2軒潰れた。
残っているのは、モールの中のチェーン店だけだ。
文房具の売り場も併設して、苦しい中経営しているのだろう。

通勤の通り道にあった商店街の本屋もこないだ潰れた。
代わりに整骨院ができた。

この調子でなくなっていくと、街の本屋はなくなる。
経産省はそれを食い止めるために補助金を出すようだが、効くだろうか。

たしかに、本屋をウロウロして本との出会いを楽しむ、ということを知っている世代はどんどんいなくなる。

近所の本屋に行っていた時は、だいたいどの分野の本がどこにあるか、わかっていた。
講談社学術文庫など、あの本屋に行ってなかったら、1冊も買ってないと思う。

全く興味がなかった本を手にとって買うという楽しみ。

それがなくなるのは残念だ。

でも、それをなくしたのは、結局ぼくらなのだから、なんとも言えない…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) |