考えたこと2 | 20230116

2023.01.16 Monday

先生の質？

日経に「先生の質を保てない　公立2000校で欠員、1年で3割増加」という記事があった。
実際に「学校崩壊」の危機だそうだ。
社会の変化に応じて仕組みを変える動きの鈍さが原因だ、と書いてある。
まさにその通りだと思う。

ずっと以前から教員が燃え尽きるとか、神戸の例みたいに教員間でいじめがあるとか、そういう問題は明らかになっていたはず。
それらを解決できずに放置した結果かと思う。

これも以前から、教育委員会の対応が社会からずれており、いじめを組織的に隠蔽したり、積極的に解決しようしているとは思えない対応もあった。
そんなことも、解決できず放置だ。

一体何を守ろうとしているのか。
その既得権益を明確にしないと、この問題は解決しないと思う。
付け焼き刃の改革ではもうどうにもならないのだ。

なぜ退職や休職が相次ぐのか。
既存の教育関係者たちに任せているからダメなんだと思う。

外部の人達が入って、真剣に問題を考えないといけない。

教育というのは、本来やりがいのある仕事だ。
それは明らかだと思う。

教職の魅力低下で志願者が減ったという。
新人は学級運営も授業もろくにできない、と言われている。
実際、大学の教職課程は単位を集めれば簡単に取れる。

ギガスクール構想でタブレットを配ったが、現場の教員はどう使っていいかわからない。
自治体が委託しているフリースクールの運営会社にすら、教育委員会が使い方を教えてくれ、という状況もある。

それはそうだろう。
そんなことをやったこともない教員に、ITリテラシーもクソもあったものではない。
教育に携わる文科省や教育関係者が、教員に対する教育を軽んじているのだ。
それらの機関に立て直せるわけがない。

オランダでは社会人が学校で一定期間、有給で訓練を受けながら教員免許を取れる仕組みを導入したという。
日本では中高年は余っているのだから、そういう人たちに機会を与えたらいいと思う。

それと、学校事務だ。
事務仕事は集約して、負担を減らすことも考えたらいいと思う。

もう時間はないぞ。

2023.01.16 Monday

コロナ補助金

会計検査院がコロナの病床確保で補助金3兆円を支払ったが、制度の不備で改善要求を厚労省に出した。
日経によると、制度の不備として、

①患者受け入れ態勢ができていない病床でも交付
②もともと空床でも交付
③一部で高めの補助金額

という指摘。

調べによると、もともと48床しか準備していないのに、78床申請していたり、ベッドはあっても医師や看護師が確保できず、受け入れを断ったりしている事例がある。
また、もともと稼働率が低く、空いているベッドをコロナ用として申請したら補助金が出たり、補助金が高くて実際に受け入れるより空けておくほうが儲かる、ということなどがあったとのこと。

今回100兆円の国費が使われたということだが、それは元を辿れば国民の税金。
国際で借金したとしても、いずれは誰かが負担しないといけなかったりするお金だ。

本当に100兆円のお金をかけるだけの価値があったのだろうか。
国費を、自分たちの儲けのために悪用した医療機関は論外だが、諸外国ではもう終わったような対応をいまだに続けているのは、コロナの利権があるからだろう。

PCR検査もタダではない。
ワクチン接種も、摂取のための準備も、タダではない。
抗体検査も、タダではない。
熱が出ただけで救急車を呼んだりするのも、医療資源の無駄遣いで、タダではない。
おまけに、そのせいで本当に必要な人が医療にアクセスできなかったりする。

マスコミや専門家、医師会など、いまだに煽っているが、そのせいでバレーの大会に出られなかったりする高校生もいる。
小学校では給食の時間ずっと黙って食事をし、ずっとマスクをしたまま3年間過ごそうとしている。

煽りのおかげで、感染したら悪、という見方すら定着した。
今まで病気に感染して、その人が悪い、というようなことが言われたことなどないと思う。
何度も書いたが、感染症というのは感染が広がって、初めて収束するのだ。
感染者を悪者にするような風潮はおかしい。
そんな風潮を定着させたマスコミはもっとおかしい。

人口あたりの病床数が世界一の日本で、3年間医療が逼迫すると言い続けているのは何故か。
医療行政や医療機関は真面目に考えない。

こんな状態で、若い人たちに社会保障費を押し付けている。

こんなことをしていたら、日本はもっと貧乏になって、滅びてしまうぞ。