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2019.11.23 Saturday
無言清掃
近所の人と学校の掃除当番の話をしていたら、中学生の息子がいるという。
その中学では、昼休みに掃除をするのだが、無言清掃だという。 無言って、何も話をしないということですか?と聞いたら、そうだという。 その人も、息子に「俺はここを掃除するわ」ということも言ってはいけないのか?と聞くと、そうだという。 ブラック校則というのが問題になっている。 学校というところは、いつから細かい規則で生徒を管理するところになってしまったのだろうか。 「無言清掃」という言葉も異様なら、それをやっている中学校も異様だし、それをやらせている先生も異様だ。 それが当たり前、と思った生徒はどういう大人になるんだろうか。 掃除のときは無言、というルールを当然と思うのだろうか。 それとも、それはおかしいと思ってやっているのだろうか。 こういう中学校を卒業した子どもは、どうなるんだろうか。 こないだ書いたが、ぼくらの時代は掃除は当番制で、放課後にやっていた。 人は自分の受けた教育以外は経験できない。 ぼくは、放課後の掃除当番の思い出もあるし、時にはもめたり、時には楽しかったりした。 それで良かったんだと思う。 無言清掃をしている生徒たちは、卒業したあと、どう思うんだろうか。 あれは、よかったとか、楽しかったとか思うんだろうか。 ああ、あんなアホなことやったなあ、と思ったり、なんであんなことやらされなあかんねん、と思ったりするのだろうか。 無言で働く、というのは楽しくない。 そういう職場もあるにはあるが、そんな働き方はしたくない。 そんなことも思わなくなるのだろうか。 わけのわからない校則はホントにやめるべきだと思う。 先生はそういうの、オカシイと思わないのだろうか。 尼崎の教育委員会は何をやってるんだろうか…。 もっと学校は社会に開かれたところになるべきだ。 「無言清掃」オカシイぞ。 |
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