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2011.05.27 Friday
フロイトの功績
どういうわけか年をとると、いつもと違うことをやると、疲れる。
そんなにシンドイ事をしたわけではないが、朝からいつもと違うところに行き、いつもと違うことをすると、てきめんだ。 精神が、新しいことや慣れないことを拒むのかもしれない。 精神が拒めば、身体も拒む。 そういう意味では、精神が病むと身体も病む。 それを発見したのがフロイトだ。 身体の異常があるときに、その原因が生理的なものではない場合がある、ということだ。 それは、特定の「概念」。 その人自身が気付いていない、無意識の中にあるもの。 無意識を発見したという功績は大きいと思う。 それまで、意識にのぼったものだけが、精神の活動だと思われていた。 それが、実は意識が氷山の見えているところみたいなもので、水中に大きなかたまりがある。 エスとか、リビドーとか、スーパーエゴとか、そういう言葉で表した。 これが精神分析学入門という本に書いてあった。 そして、その一つの表れが、夢というもの。 そこで、フロイトは夢判断という本を書いた。 なぜ人は夢を見るのか、夢の意味は何か、その解釈法が面白い。 人の精神には、広大な無意識があって、その上に意識がある。 眠ると、その意識の中に無意識が上がってくる。 その結果が夢。 だから、夢を分析すると、無意識がわかる。 フロイトを境に、人間の精神に対する考え方は大きく変わった。 それがフロイトの功績だ。 |
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