考えたこと2

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要らないもの
今日、犬がシッポをふるのを見ていて、シッポは感情を表すためにあるのか、と思った。
犬のシッポは仲間うちでは、コミュニケーションの道具になっているのだろう。

ネコのシッポはもうちょっと実用的?だろうと思う。
あの身の軽さと関係がありそうだ。
シッポでバランスをとって、空中での姿勢を決める。

彼らにとっては、必要なものだ。
人間にもなごりが残っている。
尾てい骨という骨だ。
これは明らかに単なるなごりであって、必要がないものだ。
だから、小さくなってしまった。

そんな風に変化してきたのだろう。

人間の場合、骨の総数は約204個。
約がつくのは、人によってバラツキがあるからだそうだ。
尾てい骨の上の仙骨というのは、個数が人によって違うらしい。
その他にも調べたら違うところがあるかもしれない。

たしかに、一人ずつ骨の数を調べるのは不可能だ。
しかし、要らないものの個数は、全体の2%くらいか。

その程度の誤差はあるのだろう。

他の器官にも、そういうものがあるかもしれない。
さすがに、消化器、呼吸器、循環器などの根本的な構造は違わないにしても、ちょっとした神経とか、骨の形とか、そんなのはバラツキがあるだろう。

要は、2%くらいのいい加減さがあって、人体が成り立っている。

それくらいの冗長性がないと、「これでなければ、ダメ」というような考え方ではアブナイのだろう。

冗長性というのは、大事だ。

若い時は、冗長性は悪いものだ、というふうに考えがちだが、年をとってくると何となくわかってくる。

冗長であることは、いくらかのいい加減さがあってもよい、ということであり、それだけフトコロが深いのだ。

その、フトコロの深さが大事。
これがわかれば、ベテランと言える。

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