考えたこと2

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時事問題
ツイッターを見ていたら、「鹿児島大という国立大の学生の半数が(連日国会で取り上げられている)学術会議問題を「知らなかった」とアンケートに答えているのが興味深い。」というのがあった。

国立大の学生でも、こういう時事問題は弱いということだ。
自分の大学時代を振り返ると、そうやろなあ、と思う。
今の学生よりもっと関心がなかったかもしれない。

今はスマホもネットもあるし、たとえテレビがなくても、情報に接する機会は多いが、当時はそんなものがほとんどなかったからだ。
唯一、もう下火になっていた学生運動の立て看板には特定の情報はあったが…。

ぼくは下宿していたので、世間とは隔絶されていた。
新聞も取っていないし、テレビもなく、昼夜逆転の生活をしていたら、世間には疎くなる。
ロクな人間ではない。

今から思うと、あの4年間は日常生活とは全く別の4年間だったと思う。
ぼくにとっては、大学というのはそういう場所だった。

尊敬する大学の先生が、大学のキャンパスというのは、なんだかわからないけれど、そこには夢がないといけない、というようなことを言われていた。
何だかわからないけど、このキャンパスに来たら、何かがありそうな気がする、というような夢だ。

こんなことを言っては怒られるが、敢えていえば、大学はそういう人生の中での「寄り道」みたいなものかもしれないと思う。
別に世の中に関心など持たなくてもかまわない。
自分に関わること、興味があることを考えるので精一杯。
そういう時間だった。

それが何を間違えたか、学生に「時事問題に関心を持とう」などと言っている。

人生はわからないものだ。


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