考えたこと2

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ドイツ事情
こないだドイツから帰ってきた日本人の記事があった。
フランクフルトの空港を出ているのだが、あの大きな空港が深閑としているとのこと。
ぼくも以前行ったことがあるが、ほんとうに大きな空港だった。
人がいないなどと信じられない。
やっぱり欧州は日本と違って、コロナの影響は大きいのだと思った。
空港の近所のホテルのレストランもやっておらず、最後の晩餐はハンバーガーだったとのこと。

羽田に着くと、全員がコロナ検査を受ける。
検査結果が出てからでないと、入国手続もできないらしい。
検査は抗原検査だ。
入国制限対象国は159カ国。ヨーロッパの国はすべて含まれる。

ただ、検査結果が陰性になって、入国できても2週間は飛行機や公共交通機関、タクシーも使えない。
結局知り合いに迎えに来てもらうか、レンタカーを自分で運転するしかない。

国内線の飛行機にも乗れないということは、羽田について、大阪まで行くとなると、政府認定ハイヤーで23万円払わないといけない。
やっぱり知り合いに迎えに来てもらうしかないだろう。
それがないなら、自前でホテルに泊まるしかない。
これでは、観光など無理だ。

でも、この「要請」は拘束力はなく、日本人しか守っていないのではないかとのこと。
実際、数日前に入国したドイツ人2名は、羽田から電車に乗って渋谷に向かったらしい。
その気になれば、なんの問題もなく空港から電車に乗れるし、国内線の飛行機のチケットも買えるという。

ドイツでは大量の警官が街をパトロールして、コロナ規則違反の人を取り締まり、罰金を取ったり、あるいは、揉み合いになったりしているとのこと。
そのため、あちこちで反発が高まり、デモが頻発しているらしい。
ドイツでは今でもコロナのニュースは毎日大本営発表のような緊張度で流され、半分くらいはそのニュースだという。

これらは国会の頭越しに政府が決めており(非常事態条項があるのだろう)、国民の疑問の声が大きくなっているとのこと。
司法が介入して、憲法違反でひっくり返すのではないかとも言われているらしい。

それでも、メルケル首相は「第二次世界大戦後始まって以来の試練」、「できる限り家にいろ」、「クリスマスを祝えるかどうかは、国民の努力次第」などと、檄文のようなビデオメッセージを流しており、他のニュースがすっかり飛んでしまっているとのこと。

10月4日には、オックスフォード、ハーバード、スタンフォードの専門家3人が、ロックダウン批判の政策提言を行い、特に若年層、貧困層に取り返しのつかない被害をもたらすと警告したとのこと。

こんなの日本のニュースになっていないが…。

この記事では、

「とりわけ子供を学校に行かせないことは重篤な間違いで、高齢者や虚弱者がコロナで死亡する確率は、若者に比べて千倍以上も高いことがわかっているのだから、虚弱な人たちを重点的に保護し、他の人たちは普通に生活を続け、なるべく早く集団免疫を獲得することが重要と主張する。

ちなみに、この宣言文には、ネットで賛同者が署名できるようになっており、最初の10日間ですでに50万近い署名が集まっているという。しかし、ドイツでは、それをすぐさま否定し、あたかも陰謀論のように批判する記事が出た。

グレートバリントン宣言は、下記に邦訳があるので、興味のある方は、ご自分で判断していただきたい。

https://gbdeclaration.org/great-barrington-declaration-japanese/

コロナに関しては、まだ答えの出ないことはたくさんあるが、私は、最大の犠牲者は若い人、とくに子供たちだと思っている。

親や周りの大人が不安になったり、イライラしているのを感じながら、あれをしてはいけない、これをしてはいけない。貴重な子供時代の時間をこういう中途半端な状態で過ごさなくてはならないのは、本当に可哀想だ。しかも、それを不幸だと認識することさえ、子供たちはできない。

そろそろコロナ対策は、若い人のためにも、作戦を長期戦用に切り替える時期ではないかと思う。」

と締めくくっている。

本当にそうだと思う。

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