考えたこと2

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配属日の思い出
入社してずっと研修だったが、とりあえず6月に配属部署が決まり、何日間かそこで仕事をした。
当時はエレベーターのない4階建ての建物の3階が、ぼくらの部署の部屋だったと思う。
当然大部屋で、いくつかの部署が集まっている「研究開発部」という名前だった。
同じ部屋の同期生がいたので、2人で朝から部屋に案内されて行った。
まず、エライ人に挨拶、ということで、向かいの部屋の部長(理事も兼任していたはず)のところに行って挨拶したのを覚えている。

たしか、挨拶の時にぼくが何かを言って、理事が「何ということでしょう」と驚かれた、その言葉は今だに脳裏に蘇る。
部長は、ケッタイな人だった。(これは後日確認された)
肝心の自分が言ったことは忘れたのだが、理事が驚いた(というより、呆れたと言ったほうが近い)ことにビックリしたのだ。
そんなに驚かれるようなことを言った覚えはなかったのだが…。

その後、向かいの部屋の自分の配属先の課に行った。
しかし、課長を始め課員はおらず、同期の社員の課長のところに案内された。
配属日に誰もいない、ということにはそう驚かなかったが、なんか変なところやなあと思ったのは確か。

その日はみんなで実車テストに出張だった。
隣のK課長が「今日はみんなでジャリに行っている」と言われてなんのことかわからず、「はあ、そうですか」と答えたと思う。
ジャリというのは「日本自動車研究所」の英語名の略称で、新入社員にわかるわけもない。
月に1回、数日そこの設備を借りて、ほとんど全員出張に行っていた。

その日はK課長のはからいで、研究開発部の設備をいくつか案内してもらった。
夕方には何もすることがなく、席に座ってボーッとしていた。
5時までいて、早々に帰ったのが配属初日だった。

確か翌日には全員揃って、そこから一人ずつ先輩たちがどんな仕事をしているのかを聞いたと思う。
一人30分程度で話してくれたはず。
どっちにしても、6月にちょっと配属部署にいて、それからまた数ヶ月実習に行くのだから、仕事を任せるわけにもいかないし、中途半端だっただろうと思う。

今思えば、それがぼくの仕事生活の入口になった出来事。

もう40年近く前のことだが、覚えているところを見ると、やっぱり緊張していたのかもしれない。

緊張した覚えもないのだが…。


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