考えたこと2

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始まりの4月
今日から実質的な4月。
たしか、ぼくらが入社した1979年も4月1日が日曜日だった。
だから、39年前の今日が入社式だったはず。

朝、いつもより駅に人が多かった。
今日は時差出勤だが、やっぱり何かと人が動く日だ。

大学はだいたい4月1日、2日あたりが入学式。
小中高はまだだろうが、大学の新入生と新入社員が動く日が今日。
新しい生活が始まる。

自分のことを思い出すと、1979年はオイルショックの影響で、新入社員を抑制した年だった。
同期の大卒が20人。
入社式のあと、役員の訓話だった。
会議室に集められ、何人かの役員の話を聞いた。
営業と研究開発の役員の話が、今でも印象に残っている。

営業の役員の話は覚えていないのだが、話の最後に、「君らはこの会社に入って、今何を考えている?」という質問があった。
一人ずつ答えていったと思う。
ぼくは「自分が定年まで働いて、この会社に入ってよかったと思えるだろうか」というような事を言った。
役員は「えらい哲学的やな」という返事を返したと思う。
残念ながら、定年を待たずに、途中で転職してしまったが、あの時からそういう伏線があったのかもしれない。

研究開発の役員は「スピンアウト」の話だった。
スピンアウトとは、あることを研究していて、偶然出てきたもののことを言う。
それを、目的外のものとして捨ててしまうか、それとも何故そんなものが出てきたのかと考えるか、そこは大きな分かれ目だ、という話だった。
ぼくは、会社というのは、利益を得るために仕事をする、という感覚だったので、「ふーん」と新鮮に思えた。

5時過ぎに終わって、みんなで帰りに近くの商店街の喫茶店へ行って、だべって帰ったと思う。

そんな一日だった。

最近は入社式に父兄を呼ぶところもあるらしいし、入社早々やめる社員も増えているらしい。
だから、だいぶ雰囲気は変わっているだろう。

キャリアの観点から見ると、ライフロールというのがある。
「人生の役割」という意味で、「○○としての自分」ということだ。
今日からこの○○が大学生であったり、社会人であったりする。
それは新しい自分の役割だ。

最初は戸惑うかもしれないが、無事にライフロールを引き受けて、人生を過ごしていってほしいと願う。


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