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2016.11.16 Wednesday
悪いクセ
昔から読書は寝ころんでするもの、というクセがある。
夜、寝床で眠くなるまで本を読むという習慣でそうなった。 小学校の頃からの習慣。 当時親に買ってもらった少年少女文学全集みたいなものを読んでいた。 お気に入りは「大岡裁き」。2人の母親が子どもの手を引っ張って子どもが泣き、放したほうが本当の親だ、というもの。 なぜかこの話は何度も読んだ。 その当時から本を読むのは寝床、と決まっていた。 これが間違いの始まりだろうなあ。 今でも本を読むとなると、寝床でねころんで読む。 わざわざ本を読むために、横になるということだ。 そのままうたた寝することも多い。 通勤電車で読むことも多かった。 今でも短い間だが読む。 ところが、家に帰ると椅子に座って読むということにはならない。 子供の頃からの習慣というのは恐ろしい。 会社員の頃は、帰りの電車で読んだ本が面白くて続きがどうしても読みたい、という時には座って食事しながら読んだりした。 でもめったにない。 やっぱり横になって読む。 研修の課題の本を、どうしても一晩で読んで感想文を書かないといけない時は、書きながら読むという力わざを使ったことはある。 あの時は書きながら読んだから、仕方なかった。 いまだに本を読む時には横になる。 そうしないと読む気にならない。 好きで呼んでいる小説などは、寝ころんで読むのがバッチリなのだが、勉強のために読んでいる本でも、横になって読むと暇つぶしで読んでいるような気になる。 ついつい面白くないと寝てしまう。 だから進まない。 まあ、どうしても読まないといけない本でないなら、途中でやめてもいい。 物の本にもそう書いてある。 しかし、読みだしたら途中でやめられない性格だ。 だから、うたた寝をはさむのでなかなか終わらない。 寝ながら読むのなら、面白くなければ読むのをやめないといけないなあ。 そうしないと、本棚に積んである本が読めない。 寝床で本を読むのは悪いクセだ…。 |
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