考えたこと2

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腸内の微生物
最近「腸内環境」とか、「腸内フローラ」とかいう言葉を聞く。
腸の中の微生物の状況のことらしい。
どんな微生物が住んでいるか、ということが問題だという。
善玉菌が多いのか、悪玉菌が多いのか…というようなことだ。

微生物を花畑(フローラ)にたとえて、腸内フローラという言い方をしたりする。
一番微生物がたくさん住んでいるのは、大腸の壁面だそうだ。
それは一人ひとり違っていて、それによって体質みたいなものが決まる。
一卵性双生児でも、どんな微生物が住んでいるかは違うので、体質が違ったりする。

善玉菌を増やすには、規則正しい生活とか、適度な運動、肉や甘いものを食べすぎないというような生活習慣が大事。
ストレスもいけないらしい。
ヨーグルトや乳製品を食べるといい。

ウソかホントかわからないが、これらの微生物がその人の性格や脳の働きにも影響を与えているという研究結果もある。
どこまでが自分の意思で、どこからが微生物の意思か、線引きは難しい。
何といっても、自身の細胞の数よりも多いというから、何百兆という微生物が住んでいるということになる。
数を聞くと、驚くほかない。

昔読んだSFで、言語を持つ人間型の生物だけが高等生物だと思っているが、実際にはテレパシーで意思疎通するもっと高等な生物がいる、というような話があった。
そのストーリーで行くと、微生物たちが人間をコントロールしている、という小説も書けるなあ、という感じ。

でも、いくら食べても太らないとか、いつまでも肌がきれいとか、そういう体質が腸内の微生物によって決まっている、というのは何となく説得力がある。
アメリカでは腸内の細菌を移植するという手術?もあるそうで、昨日まで病気だった人が腸内環境を移植して元気になったという番組も見たことがある。
腸内細菌の移植というのは、要するに便を内視鏡で入れる、ということ。
聞くと気持ち悪いが、効果があるのならわりと簡単に出来るので日本でもやっているところはあるらしい。

宇宙ステーションではオシッコを濾してもう何度でも飲むらしいし、よく考えたら人間の排出物も何らかの形で食物になって食べているということだから、目新しいことではないが…。

科学や医療が進むといろんなことが出てくる。

そのうち、いろんな効果がある細菌を特定して、培養して売るようになるかもしれない。
ビフィズス菌やガセリ菌など、ヨーグルトで売っているのも、似たようなものだ。

でも、今の地球は100億人くらいが定員だと言われている。
今が70億人。
2100年には定員オーバーになるらしい。
みんなが健康で長生きすると、定員オーバーになる時期が早くなる。

悩ましい問題だ。

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