考えたこと2

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人はなぜ笑うのか?
笑いの世界的な専門家、ロンドンの認知神経科、ソフィー・スポット氏の笑いについての記事を見た。

それによると、人が笑う理由は4つあるという。
理由の1つ目は「社会とのつながりのため」で、2つ目は「感情を隠すため」、3つ目は「体の反応」、4つ目は「面白いものを見つけたとき」だという。
まあ、そういう理屈は分からなくもないが、どうも腹にストンと落ちない。
もっとプリミティブな理由があるはずだ。

ぼくは桂枝雀の言っていた、「緊張と緩和」の方が納得できる。
人が笑うのは、直前の緊張が緩和したときだ、という理屈。

そして、それはなぜ人間だけが笑うのか?ということにつながり、その先は心理学者の岸田秀の「人間は本能が壊れているから」というところにつながるのだと思う。
動物が笑わないのは、本能に従って生きているからで、それが壊れている人間は社会を作り、文化を作って生きてきた。
本能が壊れているから、人間同士の関係に動物にはない緊張が生じる。
それを緩和させるのが笑いの働きだ。

人は擬人化したペットに対して笑うことがあるが、自然を見て笑うことはない。
結局は人間関係の中で笑う。
笑うことで緊張を緩和している。

漫才でいうと、ボケのセリフに「?」と思って、ツッコミにセリフでそれが解決するときに、笑いは生じるということだ。
そういう意味で、「社会とのつながりのため」、というのは笑うことで緊張を緩和し、人間関係を円滑にしている、ということだろう。

「感情を隠すため」というのは照れ笑いというやつだ。
笑ってごまかすことで、余計な緊張を取り除く。

「体の反応」というのは、くすぐられたときに笑うことで、これは物理的な反応。

「面白いものを見つけたとき」、の「面白い」はコメディーなどのことらしい。
それこそ緊張の緩和だ。

記事の後半では笑うことのメリットが紹介されている。

緊張を緩和してリラックスできるのが笑いの効用。
笑うとキラーT細胞が増えて、ガンにもいいと聞いたことがある。

笑って生きることは大事なことだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |