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2017.04.24 Monday
有識者会議
文科省の再就職斡旋について、日経に「元凶は文科省の大学支配だ」という記事があった。
それによると、文科省の再発防止策は「外部有識者によるチェック機関設置」だという。 この「有識者」というのはよく出てくるが、一体どういう人達をいうのか。 辞書によると「学問・識見が広く高い人」とある。 今回の有識者会議のメンバーは以下の6人とのこと。 水地啓子 弁護士 日弁連の副会長 杉山忠昭 花王株式会社執行役員 中教審の法科大学院関係の委員 原田久 立教大学副総長 番敦子 弁護士 山田秀雄 弁護士 吉田繁實 弁護士 結局は中教審の委員をやっている企業法務の人や日弁連の弁護士、大学関係者などであり、いわゆる「普通の人」は有識者に入らない。 それはそうだろう。 普通の人は仕事で忙しいし、学問も修めていないし、識見も高くない。 だから、普通の人なんだと思う。 しかし、有識者と言われる人たちの専門性はわかるとしても、視野の広さや常識はどうなんだろうか。 テレビに映る弁護士で、なんかオカシイなあと思うような人は多い。 古い話だが、オウムの弁護士はどこかおかしかった。 大学の先生が専門性はあっても、社会の常識が偏っている人が多いのは当然だ。 大学というある種隔離された組織の中にずっといれば、偏るだろう。 もっと普通に社会で働いている人を入れてほしい。 自分から意見を言わなくてもいいから、意見を聞いて、これはオカシイというところは指摘してほしい。 そういう役割を持った人が必要なのではないか。 だからこそ、今は組織の多様性(ダイバーシティ)が重視されている。 もっと有識者会議にも多様性を与えるべきだ。 普通の社会人を入れよう。 |
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