考えたこと2

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物語が必要?
前にバービーの事を書いたが、日本にはリカちゃんがいる。
人形のことだ。
リカちゃんは今年で生誕50年らしい。
ぼくが10歳の時に発売された。

リカちゃんは白樺学園に通う11歳の小学5年生。デザイナーの母とフランス人の指揮者を父に持つハーフの女の子となっている。
ハーフの女の子というのは、やはり半分は日本人でないと売りにくい、という事情があったんだろう。
当時は外人といえば西洋人。
中でもフランスは憧れの地だった。
だからハーフにしたんだろう。
しかし、見たところ8等身くらいあって、だいぶフランス寄りのハーフだが…。

リカちゃんは2000年の沖縄サミットでは30歳の外交官になって、各国代表に配られたらしい。
今やSNSで発信して、企業のキャンペーンで活躍する。
2015年にはオトナのリカちゃんも登場した。
少子高齢化に対応しているんだろう。
リカちゃんのおばあちゃんも発売されている。
今やクールジャパンの一つになった。

これだけ長い間売り続けるためには、物語が必要だ。
「人形」というシンプルな製品だからこそ、いろんな形がとれるんだろう。
ロングセラーにはそれなりの理由がある。

リカちゃんハウスというのもあった。
今でもお城やドレスルームという定番から、ミスタードーナツやくら寿司という子どもが好きそうなショップもある。
時代時代を表しているんだろう。

現在のホームページでは、友だちの人形もたくさんある。
エミリー、ビッキー、マリア、アリスという外国人やハーフと、みゆ、ひな、つばさ、さくらという日本人、さらに、人形を見たら女の子みたいな「はると」というスポーツ万能の向かいのお兄さんもいる。
ミキ、マキという双子の妹の人形もあった。

ほとんど売れないキャラクターもあるだろう。
それでも、物語を広げていくのに必要なのだと思う。

まだまだリカちゃんは生き続ける。
今や親、子、孫の代で遊んだ人たちがいる。

男の子の場合、何なんだろうなあ。

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