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2014.08.18 Monday
MITのロボット
ソフトバンクに続いて、MITもコミュニケーション型のロボットを作った。
これをみると、どんなものかわかる。 特長は人間型ではないこと、動かないこと、顔の部分がディスプレイになっていて、いろんな表情を出せること、英語での会話だが、動画を見るかぎりpepperよりもだいぶ流暢だということ、そしてなにより価格が6万円ほどで安いことだ。 もちろん、カメラを装備しており、人の動きを目で追って、ロボットらしさを伝えることができる。 そして表面にあるタッチセンサーを触ることによって、こちらの気持ちを伝えることができるようになっているとのこと。 当面は英語版だろうが、日本語版ができたら面白いと思う。 子どもの就寝時の話し相手になったり、家族の写真をとってくれることもできる。 おそらく、インターネットに無線で常時接続しているのだろう。 pepperの頭脳の部分を独立させたような感じだ。 もちろん、これならアマゾンでこれ買っといて、などということも可能になるだろう。 よく出来ていると思うのは、ボディの部分と頭の部分が回転して身体をくねくねさせるような動きもできること。 たしかに19万というpepperの値段はちょっと高いし、考えたら置いておく場所も困る。 それを考えると、pepperの頭脳だけを独立させたら、これはなかなかいいと思う。 英語は文法からして日本語よりも解析しやすいのかな、と思う。 動画で見るかぎり、反応が早いし、自然だ。 そのあたりがマサチューセッツ工科大学の技術なのだろうか…。 クラウドの技術が発達し、インターネット上に蓄えられた知識やデーターを使うことで、人工知能みたいな会話もできるようになってきた。 日本は人間型のロボットにこだわりがある。 西洋も人間型のロボットにこだわりがある。 日本はポジティブで、西洋はネガティブだが…。 でも、このこだわりを捨てて、ちょっとマンガ的な見方をすると、あのMITのロボットもありだろう。 ロボットの分野は裾野が広い。 今まで肉体労働の部分を代替してきたが、今後はコミュニケーションの部分もできるようになる。 そのうち、アパレルの接客などもロボットができるようになったりして。 「この洋服、似合うかしら」 「なかなかいいチョイスですね。その洋服を着ているあなたはこんなふうになりますよ」 「(ディスプレイを見て)ちょっと地味かな」 「それなら、これはどうですか?(別の商品に変える)」 「ふーん、ちょっといいかも」 「これだと、今なら3割引ですよ」 というような会話も可能だ。 デジカメで写真をとって、来ている姿をシミュレーションで見せることができると、選択の幅が広がる。 しかし、一つ問題がある。 人間はいったいどんな仕事をするんだろうか…。 |
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