考えたこと2

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趣味
今日、気になって「ギター」という言葉が入っているブログの記事はいくつあるのか、調べてみた。
全部で2821の記事のうち、「ギター」という言葉が入ってるのは190。全体の6.7%だった。
「音楽」が202だったから、7.2%。
まあ、妥当なところか、と納得した。

ぼくは無趣味な人間だと思っている。
若いころ、趣味を書く欄には、読書、ギター、落語と書いてきた。

学生時代、友だちがスキーに熱中したりしていても、行ったことがない。
あれは位置エネルギーの無駄遣いだと思う。
麻雀も熱中したが、向いていないとやめた。ギャンブルには適性がない。

本は人並みに読む程度。特に最近は活字をインターネットでたくさん読むようになって、本が減った。自分でも残念なのだが、どこかで変えないといけない。
ネット中毒になっているのだと思う。

落語はもう趣味とは言えなくなった。
最近はもっぱら漫才を聞くことが多い。
落語は、デビュー当時の仁鶴、襲名以降の枝雀で終わっている。

「お笑い」には興味があるのだが…。
最近のバラエティには閉口している。
あれは単にテレビ局が安い予算で番組を作っているだけで、もうお笑いとも言えない。
何というか、笑っているのではなく、つきあいで笑わされているのだろう。

そういう意味では細く長く続いているのがギター。
中学2年だから、14歳からずっと続いている。
かなり熱中して練習した時期もあったなあ。
でも、まだ趣味といえる程度には弾いていると思う。

ぼくはギターには助けられたと思っている。
単に家にあったから弾き始めたのだが、どういうわけか弾き始めた頃からフォークソングのブームが来て、猫も杓子もフォークギターを持って歩く時代になった。
中高の時代、家の近所の甲南大学の学生がたくさん持って歩いていた。
なかにはケースだけの人もいたのではないかと思うほど多かった。

中3から高校にかけて、友だちに教えたりしたこともあった。
弦が6本あって、指が5本しかないのに、どうやって6つも押さえるのか?という質問も受けたことがある。
一本の指で複数押さえたらいい、というだけの話だったが、当時のブームはそんな質問が出るほどの勢いだった。
あの当時、チューニングマシンがなかったから、音感の悪い人はギターはできなかった。
音が合わないからだ。
チューニングの仕方は教えられても、音の高さは音感だから、教えられない。

今のバンドブームというのは、実はチューニングマシンに負うところが大きいのではないかと思っている。

当時、ギターが弾けるというのはちょっとしたものだったと思う。
今でもギターを背負った(最近は背負うのが多い)学生を見かけるが、当時はもっと多かった。
ただし、フォークギターのケースを持って歩いていたのだが…。

人前で弾いたことは数度しかなかったが、それでも「ギターが弾ける自分」というのは「ありたい自分」だった。
心理学では「自己効力感」というらしい。
これが高いと、自我が安定するということになっている。
そういう意味で、ぼくの自我が安定するのをギターは手伝ってくれた。

そして、音楽にもちょっと詳しくなった。
学生時代は洋楽にも詳しかったと思う。
土曜日のポップスベストテンをチェックしたりしていた。

一貫して言えるのは「ウルサイ」音楽はダメだったこと。
ハードロックとか、メタルロックというのは全く興味がなかった。
それよりも、黒人のリズム・アンド・ブルースの方がよかったし、コーラスが好きだった。
ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、5thディメンション、キャロル・キング、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエルなど。
ビートルズのジョンとポールの三度のコーラスは見本だったなあ。単純だけどきれいだった。
今でも当時の曲が流れると、三度上のコーラスを歌ってしまう。

ギターもクリーンな音が好きだった。
学生時代は、エレキギターというとハードロック系の音だったが、そういうのは聞かず、もっぱら西海岸のシンガー・ソングライターあたりを聞いていた。
邦楽なら、ガロ、チューリップ、オフコース、ユーミン、ハイ・ファイ・セット、山下達郎、竹内まりやあたり。
もちろん、エレキだけではなく、アコースティックも好きだ。
ただ、弦を押さえるのがシンドくなってきた。

…こんなことも何度か書いているような気がする。

趣味というのは、商売にはならない。
好きでやっているということだから、お金は払う方だろう。

死ぬまでに、あと1台、ギターがほしい。
そのためにはもうちょっとうまくならないといけない。

それ以外はもう十分。

これからはもう趣味は増えないだろう。

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