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2010.02.06 Saturday
面白い人
面白いと評される人は、自分では面白いとは思っていないからこそ面白い。
本当の面白さは、無作為の中にある。 何気ないひと言やちょっとした会話、リアクションの中にあるのだ。 それを作為的にやっても、少し違う。 作為的にやっても、面白いものは面白いのだが、本当の面白さとはちょっと違う。 それは、人柄とか人徳とかいうものに結びつくものだ。 英語で面白いというのは、funとinterestingがあるが、このinterestingの方だ。 作為的なものはfunになる。 ただ、面白い。 無作為のものはinterestingだろう。 これは、ただ面白いだけではなく、興味深いという意味。 人間そのものが面白いという事だ。 そういう人はたくさんいる。 しかし、その面白さにアンテナを張っていないと見つからない。 えてして、アンテナに引っかかる前に、「何や、こいつは」というところで止まってしまう。 これが惜しい。 そういうタイプが多いのが事実。 もう少し突っ込むと、「あ、そうか」という瞬間があって、「この人、面白い」ということになる。 そうなってしまえば、愛せるキャラクターになるのだ。 愛せるキャラクターをたくさん見つけるのは、才能だ。 向き不向きがあるが、不向きな人は気の毒だと思う。 できるだけたくさんの愛せるキャラクターを見つけ、その人と友だちになる。 これは人生の幸せに通じるものだと思う。 面白い、は奥が深いのだ。 |
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