考えたこと2

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Facebookの方針変更
Wall Street Journal(WSJ)の社説に、「ザッカーバーグ氏が認めた大きな過ち」という記事が出た。
Facebookを運営しているメタ社CEOのザッカーバーグ氏が、まずはアメリカでファクトチェックを止め、Xでやっているような「コミュニティノート」を導入すると投稿したことを記事にしている。

WSJはこれを「歓迎すべき決定」としている。
社説で歓迎する、ということは今までのやり方はダメだと思っていたのだろう。
もうすぐトランプ大統領になる、ということでいろんな企業のCEOたちが、「民主党左派への経緯を再考」しているとのこと。
まあ、当然そうなるだろうとは思う。

驚くのは、ザッカーバーグ氏が「われわれは、あまりにも多くの過ちとあまりにも多くの検閲が起きている段階に達した。最近の選挙は、言論を再び優先する方向への文化的な転換点のようにも感じられる」とまで言ったこと。
やりすぎだ、と自白したようなものだ。

これに対して、WSJは「いやはや、ザッカーバーグ氏は言論の自由における信念という勇気を取り戻しつつあるようだ。」と書いている。
日本でもSNSが選挙に与える影響を考え、もっとファクトチェックをしたほうがいい、という声が出ているが、それを「検閲」ということでやるのは間違っていると思う。

Facebookの検閲をやっていたのは、「報道機関や非営利団体など認定された第三者」であり、それは「不透明なシステム」だった。
そして、それを「言論警察」とまで言っている。

問題になったのはコロナや気候変動の事だ。
WSJはこういう例を挙げている。

「米国人が集団免疫を獲得する時期についてジョンズ・ホプキンス大学の外科医マーティ・マカリー氏が書いた寄稿に警告フラッグを立てた。また、気候変動に懐疑的なスティーブン・クーニン氏の名著「気候変動の真実(Unsettled)」に対するWSJの書評も標的にした。
 マーシー対ミズーリ州の裁判の情報開示手続きにより、メタの幹部がいかにバイデン政権当局者の要求に屈し、「誤情報」の検閲を行っていたかが明らかになった。」

日本のマスコミのニュースや、ワイドショーのやっていることと似ている。

そして、今回政権に入る予定のイーロン・マスク氏がXでやったコミュニティノートの方式を採用するらしい。

「マスク氏が政治的な発言を管理するシステムをXから排除し、「コミュニティノート」システムを導入したことは、リベラル派にとって衝撃だった。コミュニティノートは、ユーザーが投稿にフラッグを立てて、より多くの背景情報を提供できるシステムだ。言い換えると、悪い発言に、より多くの発言で応じるシステムだ。」

日本のXで多くのリストラが行われ、「検閲」がコミュニティノートに変わって、風通しが良くなったとぼくは思う。

記事の締めくくりにこうある。

「保守派の一部は、ソーシャルメディア・プラットフォームへの規制強化を求めていた。それは、ソーシャルメディアが実質的に公共の場になっているとの認識に基づくものだ。しかし、マスク、ザッカーバーグ両氏は、市場が検閲の問題を解決できることを示してきた。こうした市場の中には政治も含まれる。政府による言論統制は、状況を悪化させるだけだ。」

正論だと思う。


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