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2024.04.11 Thursday
アルムナイ採用
アルムナイとは卒業生や同窓生のこと。
こんな英語は始めて聞く。 企業が退職した社員を雇うことを「アルムナイ採用」というらしい。 それはぼくも効果があると思える。 ぼくは民間企業をやめて、学校法人に転職した。 そこでは、会社のやり方はあまり通じなかった。 人を査定するということがダメという考え方だ。 完全な年功序列という感じ。 もう退職したが、残っている人に聞くと、いまだにそんな感じだ。 ぼくが行った学校法人は、幼稚園から大学までやっていたが、さすがに少子化の時代、幼稚園はやめることにしたらしい。 短期大学と大学があって、短期大学を併設している大手の大学はどんどん短期大学をやめている。 もう時代の中で役割を終えたのかもしれない。 専門学校に行った方がいい、ということだ。 そんなことはぼくがいた15年前から言っていたが、いまだにぼくのいたところは残している。 いろんな人の問題があったり、歴史的なことがあったりしてやめられない。 株主がいたら、文句を言われているだろう。 赤字を垂れ流している学校は閉めたほうがいいのだ。 定員を割れてくると、学校法人は極論すればだれでもいいから入れる。 教育の観点などなく、法人が潰れないことが大事なのだ。 ぼくが会社をやめたのは、主に仕事上で悩んだからだ。 大学に行ったら、もっといい世界が開けるだろうと思った。 結果的には、全く違った。 あまりのいい加減さにびっくりした。 文系の小規模私学で、ぼくが入職したころにはもう募集が苦しかった。 4年目には定員割れ。 何とか新学部を作って、新学科も立ち上げ、今に至っている。 それで、ぼくは非営利の法人は信用しないし、ほとんどはつぶした方がいいと思っている。 何をするにも抵抗勢力が大きく、おかげで会議のたびに血圧が上がり、脳梗塞にもなった。 ぼやきだしたらキリがないが、結果的には学生の世話をするのは楽しく、それで救われた。 当時、アルムナイ採用があれば、会社に戻ったかもしれない。 結果論として、今は転職してよかったとは思っているが…。 |
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